堂安との交代案を変更 森保監督が明かした「右サイドバック伊東純也」決断の舞台裏。サッカー日本代表 キリン杯優勝
4-2-3-1のまま、より攻撃的に。最後は「すいません、チクっと言ってしまって…」
[キリンカップ決勝] 日本代表 2-1 ニュージーランド代表/2026年10月5日/国立競技場
「キリンカップサッカー2026」決勝、サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)が上田綺世と堂安律のゴールで、ニュージーランド代表に2-1の勝利を収めた。
3-4-2-1のニュージーランド代表に対し、森保一監督は4-2-3-1(守備時4-4-2)の布陣を採用。そして1-1で迎えた64分、最初の交代で3枚のカードを切る。布陣はそのままに右サイドバックに、「代表では初めて」と言う伊東純也が起用された。
すると、この起用が的中。右サイドから揺さぶり、さらに左からは同じタイミングで入った中村敬斗が躍動。中村のクロスから、堂安の決勝ゴールが決まった。
来年1月の退任が決まっており、森保監督にとって、これが国内ラストマッチだった。そこで見せた大胆な采配が的中した。
森保監督は試合後の記者会見で、「純也の起用ですけど、これがいつもあの時間帯に、4バックのサイドバックでやるかというと、そこは状況によるとは思います。今日は割と早いところで、試すことも含めて、いい機会になったかなと思います」と言う。
「最初は(右MFの堂安)律をそのまま替えようと思いました。しかしウイングの律が起点になり、攻撃も守備もかなりいい仕事をしてくれていました。
かつ、我々はこじ開けていかなければいけない状況でした。また、(堂安と伊東は)普段も3バックの時にシャドーとウイングバックという関係でのコンビネーションがありますし、4バックでも二人の関係で、より攻撃に厚みとバリエーションをもたらしてくれると思い起用しました。
実際に右からのチャンスがかなり増えたと思いますし、いい仕事をしてくれたと思います」
一方、久々の4-2-3-1の採用で、1失点を喫した。むしろ、その守備対応を収穫の一つに挙げていた。
「4バックにしたことで、どちらかというとサイドバックはより攻撃的に参加し、失点場面は、4バックではなく3バックであれば、ひょっとしたら失点しなかったかもしれないとも考えられます。そこは、久しぶりにポジション配置を変えたことによる課題の一つとも考えられます」
ポジショニングのリスク管理の低さも感じられたが、「形(システム)だけでなく、ベースの部分である切り替えの速さなどを、また見直さなければいけないチームの課題かなと思っています」と、攻→守のスイッチが入り切らなかった点に着目していた。
そして最後に森保監督は「皆さんには、何かやれば何かがダメだということをどんどん出してもらえれば、嬉しいなと思います。すいません、チクっと言ってしまって……」と締めくくった。
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