【R・ソシエダ】疑惑のPK判定、アランブルはボールに触れていなかった!? 主審の試合後の説明は…

レフェリー (C)SAKANOWA

VARも「明らかな間違い」とは判断せず

[スペイン1部 第11節]アスレティック・ビルバオ 2–1 R・ソシエダ/2026年11月2日5:00(現地1日)/サン・マメス

 スペイン1部ラ・リーガ第11節、レアル・ソシエダはアスレティック・ビルバオに1-2で敗れ、連勝は4でストップした。日本代表MF久保建英(Takefusa KUBO)はリーグ戦2試合連続でベンチスタートとなり、75分から途中出場したが得点に絡めなかった。

 この試合の決勝点は前半アディショナルタイム、ビルバオのエースであるニコ・ウィリアムスがペナルティエリア内に持ち込んで切り返した際、ホン・アランブルの足を伸ばしたタックルがファウルと判定された。このPKをアレックス・ベレンゲルが決めて、ホームチームが2-1とした。

 VTRで見ると、アランブルが正当にボールに触れたあと、その流れでウィリアムスの足を倒しているように見える。しかし、VARのチェックを経て、オンフィールドレビュー(OFR)はなく、得点が認められた。

 スペインでは試合後の主審へのインタビューが実施されている。

 アレハンドロ・エルナンデス・エルナンデス主審は、なぜPKと判定したのかという問いに、「縦方向へのスルーパスが出た場面で、自分はプレーをよく追えており、反則が疑われる地点から約4メートルの位置にいた。ペナルティエリアの内側か外側かを見極められるよう、ちょうどエリアの側方のライン付近に位置していた。 ニコ・ウィリアムスがドリブルで相手をかわそうとしたところ、ソシエダのアランブルが接触し、私は反則に当たると判断した。そのため即座にPKの笛を吹いた。ピッチ上で見たその瞬間、自分には明確なPKだと判断できた」ということだ。

 また、VARとのやりとりについて、同主審は「VARから私の判定が確認され、PKで再開してよいと伝えられた」と説明している。

 VTRの角度によっては、ウィリアムスが右足で外側に切り返したあと、アランブルの足がボールには当たっていないようにも見える。

 一方、ソシエダ側はボール内蔵チップのデータが、アランブルがボールに触れたことを証明しているとも主張している。ボールの回転は、アランブルが触れたことで変わっているように見える。

 微妙とはいえ、よりプレーを近くで見ていた主審の判断が尊重されたと言える。VARが介入するのは、判定に関する「明確な間違い」がある場合のみであり、審判団のジャッジが優先された形だ。

 ただし、逆にノーファウルで試合が続行されていれば、それもまた「明確な間違い」ではないため、その判断が推奨されていた可能性もある(あるいは、アランブルの足が届いていない映像をもとに、VARがOFRを推奨していたこともあり得る)。

 ソシエダのサポーターからすると、やや不運だったとも言えたか。次戦は日本時間11月6日2時45分から、UEFAヨーロッパリーグで、中村敬斗の所属するオリンピック・リヨンと対戦する。

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