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久保建英はスタメン? ソシエダ監督「レアル・マドリード戦へ温存しない」、3/29バリャドリード戦!

久保建英 写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

バーレーン戦で”W杯出場当確弾”、日本代表で掴んだ勢いをスペインへ持ち込む。

[スペイン1部 29節]レアル・ソシエダ -バリャドリード/2025年3月29日/レアレ・アレーナ

 スペイン1部リーグ29節、レアル・ソシエダが日本時間3月29日22時から、レアル・バリャドリードとホームで対戦する。北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の3月シリーズ2試合で先発しバーレーン戦では1得点・1アシストを記録したサッカー日本代表MF久保建英はソシエダに戻っての初戦となる。果たしてスタメン出場なるか。

 ソシエダのイマノル・アルグアシル監督は現地3月28日に行われた公式記者会見で、このインターナショナルマッチウィークにさらに負傷の不安を抱える選手が増えてしまったと明かした。

『エスタディオ・デポルティーボ』によると、指揮官は「19連戦が続き、さらに2試合、3試合とプレーしています。休息をとるべきである選手たちですが、おまけに飛行機でもかなり飛ばなければいけません。より多くの負担がかかったのは残念です」と嘆いたという。

 モロッコ代表のナーイフ・アゲルドとスリナム代表のシェラルド・ベッカーはヒザに問題を抱え、スペイン代表であるエースのミケル・オヤルサバルは内転筋に痛みを抱え、オリ・オスカルソンは胃腸炎を患ったという。「唯一のポジティブな材料」として、ルカ・スチッチ、ジョン・パチェコの練習復帰を挙げる。

 このインターナショナルマッチウィークにゴールを決めた選手について、という問いも。アルグアシル監督は「ゴールは助けになりますね、ナーイフやオリのゴールはそうです。ただ、それよりも試合に出場し、いい結果(勝利)を残せたほうが価値があります。ナーイフのゴールは運にも恵まれましたから」と答えている。ここでは、バーレーン戦で”W杯出場当確弾”を決めた久保には触れられていない。

 また、レアル・マドリードとのコパ・デル・レイ準決勝第2戦が現地4月1日に組まれていて、さっそく注目の連戦が組まれている。マドリード戦に向けて選手温存もあり得るのか? という問いに、指揮官は「火曜のために選手を温存するつもりなどありません。チームは火曜日のことなど考えていない。私は常に次の試合を優先するだけです」と答えている。

 時差8時間ある日本への遠征を終えた久保だが、チーム状況を踏まえると先発が有力視される。とはいえ、中断期間前も、チームではスタメンとして連続出場を続けていた。様々な負担を考慮すると、今回はスーパーサブか……。

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 日本代表で掴んだ勢いをスペインにも持ち込み、久保がバリャドリード、レアル・マドリードとの楽しみな連戦に臨む。