「よっしゃ!という感じでもなかった」冨安健洋がベルギー初ゴールにも淡々
試合後に記念撮影をする冨安(右)、鎌田(左から二人目)らシント=トロインデンの選手たち。©STVV
鎌田は決勝の9点目。強豪のアンデルレヒトから価値ある勝点3!
[ベルギー1部 16節] シント=トロイデン 4-2 アンデルレヒト /2018年11月25日/スタイエン
ベルギーリーグ1部の5位シント=トロイデンがホームで4位アンデルレヒトを4-2で下して勝点27に伸ばした。アンデルレヒトとの勝点差を「3」に詰めた。
1-2とリードされて迎えた62分、セットプレーからのこぼれ球を冨安健洋が押し込み、同点に! これが加入2年目の冨安にとって、シント=トロイデンでの初ゴールに。
すると4分後、ペナルティエリア内の角度のないところから鎌田大地が強烈な今季通算9点目となる勝ち越し弾をねじ込む。さらにアディショナルタイムには、ボリがダメ押しの4点目を決めて、貴重な勝点3を掴んだ。チームはこれで3連勝だ。
なお遠藤航はベンチ入りしたものの、出場機会を得られなかった。アンデルレヒトの森岡亮太はベンチ外。
冨安は試合後、まずゴールについて次のように振り返った。
「(ゴールの瞬間は)そんなに覚えていないです。同点に追いつくゴールだったので、特に『よっしゃ!』という感じでもなかった。テックス(DFのテシェイラ)のフリーでのヘディングが入るかな? と思い、GKが弾いたところを上手く詰められて、結果的に良かったと思っています」
ただ、DFとしては、4-2という点の取り合いには複雑な心境を示す。
「最近(失点)0に抑えられていないです。今日も2失点。2失点目は僕の内側にボールを通されてPKを取られてしまったので、ポジショニングをもっと気にしないといけない。けっこう内側を通されてしまうことがあるので、ポジションを気にしながら、周りとコミュニケーションを取りながら、失点0に抑える試合を多くしないといけない。 次節(アントワープ)、次々節(スタンダール)と難しい相手が続きますけれど、しっかり今日の反省をして、1週間良い準備をして、チームが一つになって戦いたいと思います」
勢いを付けるなか、年内最後の重要な試合、2位、6位との直接対決に挑む。