中村俊輔も認めた男、松浦拓弥が横浜FCに移籍「とても寂しいですが…」
磐田での中村俊輔と松浦拓弥(左)。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
11年間、磐田一筋でプレー。
横浜FCは12月27日、ジュビロ磐田のMF松浦拓弥を完全移籍で獲得したと発表した。
松浦拓弥は1988年12月21日生まれ、167センチ・64キロ。静岡県出身、これまでのキャリアは、ホンダFCJrユース―浜名高―磐田―アビスパ福岡―磐田。リーグ成績はJ1通算198試合16得点、J2通算45試合5得点。今シーズンは31試合3ゴールを決めていた。
松浦は横浜FCの公式ホームページで次のようにコメントしている。
「はじめまして、松浦拓弥です。J1昇格というチームの目標を達成できるように、精一杯プレーしたいと思います。応援よろしくお願いします」
また、11年間在籍した磐田のサポーターには次のようにあいさつしている。
「今まで11年間という長い間お世話になったチームを離れるのは、とても寂しいですが、自分なりに考え抜き、新しいチャレンジをすることを決断しました。いつも声援をくれたサポーターの皆さん、本当にお世話になりました。ありがとうございました」
中村俊輔が離脱していた8月26日の24節のヴィッセル神戸戦では直接フリーキックを決めて、チームを2-1の勝利に導いてみせた。その中村もある時、「松浦(拓弥)も山田(大記)も良い感じで上げてきている。僕も一緒にレギュラー争いをしていきたい」とチームメイトでありライバルにも挙げていた。一方で、「あの裏を突くスピードに俺が合わせられれば、チャンスになる」と、磐田のストロングポイントとしても一目を置いていた。
磐田をぐいぐいと牽引してきた。その高速アタッカーの加入により、横浜FCの攻撃は確実にグレードアップを遂げそうだ。
文:サカノワ編集グループ