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【札幌】”まるでマン・C”の監督評に荒野「もっと高められる」

札幌の荒野拓馬。(C)SAKANOWA

ルヴァンカップを経て、ホーム開幕戦へ。

[J1 2節] 浦和 0-2 札幌/2019年3月2日/埼玉スタジアム2〇〇2

 北海道コンサドーレ札幌のミハイロ・ペトロヴィッチ監督は浦和レッズとの一戦の後、「まるでマンチェスター・シティに匹敵するぐらいの攻撃を展開できたのではないか」と胸を張り、その発言が話題を集めた。

 札幌の選手にとっては、決して大それた話ではなかったようだ。というのも、イメージを共有するうえで、マンチェスター・シティの映像をチーム全員で見ることもあるというからだ。コンビネーションの狙いや意図は共通点がある。

 相手チームや選手がボールに食いついてくるところを回避し、そのスペースへ逆に走り込んで攻略する。その繰り返しによる連動がゴールへ向かっていく。

 前半途中からは浦和の選手がボールを奪われるのを恐れてパスを出せない、という状況にまで持ち込んでいた。そのなかでボランチの荒野はトップ下に入ったチャナティップの横のスペースを活用。また、クロスからのセカンドボールもよく拾い、札幌の二次攻撃につなげた。

 荒野は試合後、次のように言っていた。

「(マンチェスター・シティの)映像を観たりもしますが、自分たちのやろうとしているサッカーは本当にいいものだと思うので、一人ひとりがもっと高めていかないといけない。今日みたいな試合は、パーフェクトだったかなと……。でも、さらに高めて、もっと良い試合をしたい。3点目を取れなかったので、しっかり決めて、試合を楽に進められればと思います」

 親友でもあるという鈴木武蔵のゴールには、「いや、武蔵らしいゴールでした」と称えた。荒野にとっても嬉しいことばかりの勝利となった。

 チームは6日にニッパツ三ツ沢球技場でルヴァンカップの横浜F・マリノス戦に臨み、その翌日に札幌へ帰還。9日に清水エスパルスとのリーグ3節、ホーム開幕戦を迎える。

文:サカノワ編集グループ

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