アンカー長谷部「120分フル出場」、チェルシーに”PK戦逆転負け”
フランクフルトの長谷部誠。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
3-5-2の中盤の底に入り、1失点で切り抜ける。
[EL 準決勝 2nd] チェルシー 1-1 フランクフルト/2019年5月9日21:00(日本時間10日4:00)/スタンフォード・ブリッジ
※2試合トータル2-2、PK戦4-3
ヨーロッパリーグ(EL)準決勝第2戦(セカンドレグ)、アイントラハト・フランクフルトがプレミアリーグのチェルシーFCとの延長120分間の死闘を経て、この試合1-1、2試合トータル2-2のスコアに持ち込んだもののPK戦の末に敗れた。長谷部誠は3-5-2のアンカーでフル出場を果たした。
フランス代表オリヴィエ・ジルー、ブラジル代表ウィリアンやダビド・ルイス、ベルギー代表エデン・アザールら圧倒的なタレントを擁するチェルシーに対し、フランクフルトは互角以上の戦いを見せる。28分に先制点を与えたものの、49分にルカ・ヨヴィッチの今大会通算10ゴール目で同点に。その後は両チームともにビッグチャンスを作ったが、ゴールを奪えず。延長30分間を戦っても決着がつかず、勝負の行方はPK戦に委ねられた。
するとフランクフルトが一旦リードしたものの、4人目のマルティン・ヒンターエッガー、5人目のゴンサロ・パシエンシアが失敗。逆に3人目以降全員が決めたチェルシーに、トータル3-4で”逆転負け”を喫してしまった。長谷部はキッカーとして登場しなかった。
DFBカップ優勝で掴んだ挑戦権。そこから始まった希望の旅が、ついにここで終わった。フランクフルトが敗れたことで、UEFAチャンピオンズリーグ(リバプールFC×トッテナムFC)、EL(チェルシー×アーセナルFC)と、決勝進出の4チームをプレミアリーグ勢が独占した。
文:サカノワ編集グループ