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長谷部、最後はリベリとロッベンに…。それでも「ポジティブなバランス」とフランクフルト指揮官

フランクフルトの長谷部誠。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

バイエルンに5失点大敗も、ギリギリ7位でEL出場権獲得。数多くの記録も作る。

[ブンデス 34節] バイエルン 5-1 フランクフルト/2019年5月18日/アリアンツアレーナ

 ブンデスリーガ最終節、アイントラハト・フランクフルトはバイエルン・ミュンヘンに1-5の大敗を喫した。長谷部誠はリベロでフル出場。フランクフルトは15勝9分10敗で7位に入り、来季のヨーロッパリーグ(EL)予選からの出場権を手に入れた。一時は8位転落の可能性もあったが、ホフッェンハイムが逆転負けを喫したことで、最後に切符を掴んだ。

 この日の長谷部は3-4-1-2のリベロでフル出場。しかし最後はバイエルンでのラストマッチで出場した、フランク・リベリ、アリエン・ロッベン、いずれも止めきれず”サヨナラゴール”を献上。前人未踏の7連覇に加えて、二人に有終の美を飾られ、フランクフルトが完全な引き立て役になってしまった。

 それでもフランクフルトのアディ・ヒュッター監督は試合後の記者会見で次のように試合と今季を振り返った。

「このチームは全てを出し切り、7位でシーズンを締めくくりました。昨季よりも5ポイント多い勝点54を獲得し、ヨーロッパリーグ準決勝進出を果たしました。全体でみればポジティブなバランスを示せたと思います。私たちのファンは重要なファクターであり、私たちを勝利へと導いてくれました」

 ドイツ勢初のグループステージ6連勝で、39年ぶりのELベスト4進出を果たした。公式戦15試合無敗記録も樹立。そのように最後は連敗を喫してシーズン終了したものの、全体では”いいシーズン”だったと振り返った。

 そのなかで長谷部はリーグ28試合出場。EL(14試合)など、公式戦通算44試合に出場している。

 フランクフルトはこのあと5月22日から27日まで、中国へのツアーを実施する。

文:サカノワ編集グループ

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