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40歳も現役続行?長谷部誠は「重要なスタビライザー」、フランクフルトSD「契約延長はマコト次第」

フランクフルトの長谷部誠。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

引退後もフランクフルト残留の契約を結んでいるが――。

 ドイツ・ブンデスリーガ1部アイントラハト・フランクフルトの長谷部誠が、40歳になる来季も現役続行か――。マルクス・クレシュ・スポーツダイレクター(SD)が10月12日、スカイのインタビューで、長谷部の現役続行について言及した。

 昨季のUEFAヨーロッパリーグ(EL)優勝、そして今季の欧州チャンピオンズリーグ(CL)では3試合に先発して、オリンピック・マルセイユ戦でのクラブ史上初のCL勝利、さらにホームでのトッテナム・ホットスパーFC戦ではハリー・ケインとのマッチアップ勝率100パーセントを記録した。

 そんなリベロについて、クレシュSDは「とても賢い選手であり、チームにとって重要なスタビライザーです」と語っている。

 長谷部がどのようにトレーニングに、そして試合に臨み、選手やスタッフにどのように接し、何よりチームの勝利のために闘っているか――。まさに、フランクフルトのスタビライザー(安定器)になっているのだろう。

 長谷部は今季末まで契約し、さらに(将来の)引退後もフランクフルトに残るというオプションも結んでいる。

 ここ数年は“引退か”と囁かれながらも、クラブに戦力として必要とされ続け、長谷部は毎年契約を更新し、クラブの歴史を築いてきた。そのため近年は本人もプレーだけに専念し、その話し合うタイミングで、今後を考えるというスタンスにしている。

 長谷部の契約延長の可能性を問われたクレシュSDは、「それはマコトに委ねています。現役を続行するかどうか、彼が決断していいと話し合っています。マコトが望めば、さらに1年プレーできます。さらにその先も」と答えている。

 もちろんオリヴァー・グラスナー監督の意向も関係するだろう。となると、グラスナー監督の意図をよく把握し、チームを統率できる長谷部はまだ必要とされる可能性はある。長谷部自身もトッテナムとのアウェーゲームでソン・フンミンのスーパーな2ゴールに屈したが(●2-3)、そこでさらなる進化を誓ったに違いない。

 あとは長谷部自身がこのあとの指導者としてのキャリアを考えた際、どういったタイミングがベターか、という点も関わってくるか。

 ただ自分で理想のキャリア像を描くのとやや異なり、誰に、どのように必要とされるのか――そんなキャリアを長谷部自身も楽しんでいるようでもある。

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