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【U-24日本代表】東京五輪の当落予想。久保・堂安・三笘13人確実。一抹の不安は冨安のケガ

U-24日本代表。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

林大地が『ラッキーボーイ』候補で食い込む!?

 東京オリンピックのサッカー男子・日本代表のメンバーが6月22日に発表される。これまでの親善試合などのパフォーマンスや実績からメンバー18人について考察したい。

 まず「絶対的な戦力」(森保一監督)として迎え入れられたオーバーエイジ(OA)の3人、そして6月までの親善試合などでのパフォーマンスにより、「当選確実」なのは以下の13人だ。

◆当確◆
GK 谷 晃生(湘南ベルマーレ)
DF 吉田麻也(UCサンプドリア/イタリア)※OA
DF 酒井宏樹 (浦和レッズ)※OA
DF 冨安健洋(ボローニャFC/イタリア)
DF 橋岡大樹(シントトロイデンVV/ベルギー)
MF 遠藤 航(シュトゥットガルト/ドイツ)※OA
MF 相馬勇紀(名古屋グランパス)
MF 三笘 薫(川崎フロンターレ)
MF 田中 碧(川崎フロンターレ)
MF 堂安律(ビーレフェルト/ドイツ)
MF 久保建英(ヘタフェ/スペイン)
FW 前田大然(横浜F・マリノス)
FW 上田綺世(鹿島アントラーズ) 

 残すはあと「5枠」。その人選について、喧々諤々考えてみたい。

 まず五輪はゴールキーパーの登録数「2人」と決められている。J1の4チームでこの世代の選手がレギュラーを務めていて、谷は「当確」。順当にいけば大迫敬介(サンフレッチェ広島)が入るだろう。ただし日本代表の西川周作からポジションを掴もうとしている18歳の鈴木彩艶(浦和レッズ)が滑り込むことも!?  沖悠哉(鹿島アントラーズ)も直近のベガルタ仙台戦で好守を見せている。正直、あと「1枠」に誰が入っても不思議はない。

 オランダリーグでレギュラーとして戦う板倉滉(フローニンゲン)と中山雄太(PECズヴォレ)も「有力」だ。しかし、いずれも守備のポリバレントなところが売りである。オーバーエイジ3人が守備的なタレントであることを考えると、森保監督がこのうち一人のみを選択する可能性もある。

 加えて冨安がケガにより6月シリーズは途中離脱している。その状態によっては、招集回避もあり得る。あるいは招集されても状況によっては離脱の可能性もあり得る。そう考えると、最近プレーの安定感が増す町田浩樹(鹿島アントラーズ)は加わってきそうだ。瀬古歩夢(セレッソ大阪)もバックアップメンバーで食い込んでくるか。

 旗手怜央(川崎)も“ほぼ当確”ラインにいる。決定的な「武器」が物足りないものの、今回J1リーグ首位を牽引してきた「フロンターレライン」を形成する意味でも貴重な戦力になりそうだ。一方、6月シリーズでチャンスのなかった古賀太陽(柏レイソル)だが、3月のU-24アルゼンチン代表戦では結果を残しているだけにチャンスはあるか!?

 菅原由勢(AZアルクマール/オランダ)、三好康児(アントワープ/ベルギー)、遠藤渓太(ウニオン・ベルリン/ドイツ)、食野亮太郎(リオ・アヴェ/ポルトガル)、田川亨介(FC東京)は決め手を欠く印象だ。その中では、三好が日本代表としてコパ・アメリカで実績を残しているだけに、「世界仕様」で食い込む可能性も。

 そして評価を高めるのが林大地(サガン鳥栖)だ。ストライカータイプは上田のみ。『ラッキーボーイ』候補として期待を込めて入ってくることも。ただ所属先で最近リーグ7試合ノーゴールと、少し元気がないのも気になる点だ。

 最後の数枠に関しては、所属先でのパフォーマンスも大きく影響してきそうである。果たしてサプライズ選出はあるのか!? 発表は6月22日午後2時から。その模様はユーチューブの『JFAチャンネル』で中継される。

【U-24日本代表】GK陣全ての好プレーに浦和の鈴木彩艶は拍手を送っていた│現地取材

[文:サカノワ編集グループ]

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