【イタリア戦 採点】山田康太に最高点「5」、中村敬斗、東俊希ら7人に「4」の高評価
[マン・オブ・ザ・マッチ=MOM]山田康太(日本)
U-20日本代表、総力戦で決勝トーナメントに進む。
[ポーランドU-20W杯 GS3節] 日本 0-0 イタリア/2019年5月29日/ブィドゴシュチュ
GK
1 若原智哉 4
今大会通じて安定している。序盤に小林のパスミスをリカバーし、66分にはオリビエリとの1対1を冷静に処理。90分を通じて綻びはなかった。
DF
2 東 俊希 4
高精度の左足からチャンスを演出し、CKとFKではサインプレーから相手ゴールを脅かす。守備では大柄な相手に対し、臆さず身体をぶつけた。
3 小林友希 4
8分にバックパスのミスからあわやオウンゴールの場面を迎えたが、それ以外は堅実にプレー。最終ラインのコントロールも秀逸だった。
17 三國ケネディエブス 3
今大会初出場。競り合いでの強さは光ったが、ポジショニングの悪さを露呈。裏のスペースを突かれると、度々後手を踏んだ。
5 菅原由勢 4
読みの鋭さと球際の強さで屈強なアタッカー陣と互角以上の戦いを繰り広げる。背後のケアも怠らず、カウンターへの対応も見事だった。
MF
7 伊藤洋輝 3
2試合ぶりの先発出場。序盤のPK失敗は反省材料だが、展開力を生かしたゲームメイクで攻撃のリズムを作る。機を見たミドルも効果的だった。得点に絡みたかった……。
10 齊藤未月 4
中2日の3連戦目にも関わらず、豊富な運動量で縦横無尽にピッチを駆ける。幾度となく中盤でボールを奪い、攻守のリンクマンとして機能した。
9 斉藤光毅 4(78分▼)
小気味良い仕掛けで相手ゴールを脅かし、3分には惜しいボレーシュートを放つ。75分に接触プレーで左肩を負傷し、交代を余儀なくされた。31日にチームからの離脱が発表された。
16 山田康太 5 [MAN OF THE MATCH]
持ち前の技術を発揮しながら、闘争心溢れるプレーでチームを牽引。あらゆる場面に顔を出し、球際の強さも一際目を惹いた。
FW
11 田川亨介 4(22分▼)
裏への抜け出しから、序盤にPKを獲得。21分にも背後を突いて決定機を迎えるが、この場面で右太ももを痛め、無念の途中交代に。斉藤とともにチームからの離脱が決まった。
14 西川 潤 3 (86分 ▼)
最前線と右サイドハーフでプレー。ボールを引き出す動きは良かったが、フィニッシュに持ち込む場面は限定的で相手に脅威を与えられなかった。
▽交代選手
FW
20 中村敬斗 4(22分 △)
田川の負傷で早々に出番が巡ってくると、力強い突破でゴールに向かう姿勢を示す。決定的な仕事を果たせなかったが、持ち味は存分に発揮した。
MF
15 鈴木冬一 −(78分 △)
斉藤の負傷により、急遽右サイドハーフで出場。果敢にプレスを仕掛けるなど、与えられたタスクを全うした。
FW
18 原 大智 −(86分 △)
短い出場時間ながら何度か裏抜けを試みるなど、積極的に前線を駆け回った。
取材・文:松尾祐希(フリーライター)
text by Yuki MATSUO