【仙台】シュミット・ダニエルがSTVV完全移籍で合意。13日鹿島戦がラストマッチ
ベガルタ仙台のシュミット・ダニエル。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
「幼少から憧れだったベガルタ仙台の選手として、ユアスタでプレーできた喜びは格別でした」
ベガルタ仙台のシュミット・ダニエルが7月1日、ベルギー1部リーグのシントトロイデンVVに完全移籍することで基本合意した。現地でのメディカルチェックを経て正式契約に至る。7月13日のユアテックスタジアム仙台での19節・鹿島アントラーズ戦までプレーする。シントトロイデンVVとベガルタ仙台の両クラブが発表した。
シュミットは1992年2月3日生まれのゴールキーパー。アメリカ合衆国出身。197センチ・88キロ。東北学院高―中央大―ベガルタ仙台―ロアッソ熊本―松本山雅FC―仙台。日本代表5試合出場。
シュミットは 仙台のサポーターに向けて、次のようにコメントしている。
「副キャプテンという立場でありながら、シーズン途中での移籍となってしまったことは、チームやサポーターの皆さまに対して本当に申し訳なく思っています。自分のサッカー人生を熟考し、今回のタイミングが年齢的に欧州のクラブからオファーをいただける最後の機会になるかもしれないと思い、より成長するためにチャンスを掴み、挑戦することとしました。苦渋の決断でした。幼少期から憧れであったベガルタ仙台の選手として、ユアテックスタジアム仙台でプレーできた喜びは格別でした。クラブの一員として、残りの試合で勝利に貢献できるよう思いを込めて全力で戦います」
またシントトロイデンVVのサポーターには、「Jリーグのベガルタ仙台から来ましたシュミットダニエルです。STVVの一員になれることをとても嬉しく思います。チームの力になれるように毎日頑張ります」と呼び掛けている。
シュミットは7月13日(土)19時キックオフの鹿島戦終了後に渡欧し、メディカルチェックを受け、そこで問題がなければ契約が正式に結ばれる。今週末はアウェーで浦和レッズと対戦する。
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文:サカノワ編集グループ