原口元気は移籍希望?「準備はできている」ハノーファー会長と語るが…
ハノーファーの原口元気。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
2部に降格したチームは始動。2021年6月までクラブと契約を結ぶ。
ハノーファー96が2019-2020シーズンに向けて始動した。昨季17位でブンデスリーが2部に降格し、1年での1部復帰を目指す。
そのなかで昨季フォルテュナ・デュッセルドルフからハノーファーに加入して(所属元はヘルタ・ベルリン)背番号10をつけた原口元気は、アタッカーのみならずサイドバックもこなすなど、チームのためにあらゆる役割をこなした。しかし28試合4アシストと、ゴールを奪うことができなかった。
原口は2021年6月までハノーファーと契約を結んでいる。そのため”残留”が基本線ではあるものの、やはり28歳とキャリアの最盛期を迎え、2部というステージを考えると、移籍が選択肢に入ってくることは必然か。
そんななかで、ハノーファーの情報を中心に扱うドイツメディア『90Min』は6月26日、ハノーファー96のマルティン・キンド会長が原口の動向について言及したコメントを掲載した。
基本的にはチームに残留することになっているという。しかし――「私たちは(移籍交渉の)準備はできています。しかしオファー(需要)がなければ、残ることになるでしょう」と発言している。さらに、ドイツのスポーツサイト『シュポルツ・ブザー』も「まだ原口に関心を示しているクラブはないようだ」とレポートしている。
浦和レッズで原口の「24番」を継承した関根貴大は、古巣への復帰が決定した。果たしてドイツに渡ったあと、なかなかパッとせずにいる原口は、何かしらの決断を下すのか(1部リーグ119 試合4得点12アシスト、2部リーグ28試合3得点9アシスト)。それとも、今度こそ腰を据えてハノーファーでの戦いに賭けるのか。
7月に入ると、欧州の移籍マーケットの動きはさらに活性化する。果たして原口は動くのだろか――。
文:サカノワ編集グループ