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【浦和】執念のドローにスコルジャ監督「チームスピリット、メンタルのレベルがとても高かった」。川崎と1-1、ACLファイナルへ

浦和スコルジャ監督。写真提供:Jリーグ

リンセン砲、さらに決定機を作り出す――。

[J1 9節] 川崎 1–1 浦和/2023年4月23日16:00/等々力陸上競技場

 J1リーグ9節、浦和レッズはブライアン・リンセンの起死回生の同点弾により、川崎フロンターレと1-1で引き分けた。

 浦和のマチェイ・スコルジャ監督は試合後の記者会見で、勝利を収めてAFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)決勝へ弾みをつけたかったと振り返った。一方、最後まで執念を見せて怒涛の猛攻を繰り広げた選手たちについて、「チームスピリット、メンタルのレベルがとても高く、とても満足しています」とたたえた。

 指揮官は次のように語った。

「非常に難しい相手との難しい試合でした。この試合の狙いは、勝点3を得ること。勝利を収めて自信を持ってACLファイナルに向かい、リーグ戦の首位に近づくことでした。

 前半は焦れずにボールをキープしてプレーできた点は良かったです。後半はファイナルサードで試合を進め背後を突く狙いを持っていました。ただ悪い形から失点してしまい、そのあとゲームのリズムを上手く作れず数分間を無駄にしてしまいました」

 試合途中からのベンチの攻防。両指揮官ともに「3枚替え」を敢行したが、スコルジャ監督の80分の采配がより効果を発揮した。

「そこから少しナーバスになり決定機を作れませんでした。そしてベンチの選手たちが力になってくれました、それが今日嬉しかったことです。リンセンが重要なゴールを決め、そのあとも決定機を作りましたが1点に終わりました。

 チームスピリット、メンタルのレベルがとても高かったです。そこには満足しています。流れを変えようとする、逆転しようとするには、非常にエネルギーが要ります。その姿勢を最後まで見せてくれた、選手たちを誇りに思いますし、たたえたいです」

 このあと浦和は4月29日にアウェーでの第1戦、5月6日のホームでの第2戦を迎えるAFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)のファイナル、アル・ヒラル戦に挑む。

「クラブに来た初日から、この試合のために準備してきました。そのチャレンジができるチームです。サポーターの方々はいかなる状況でもチームにプラスになる応援をしてくれています。素晴らしいサポートに感謝しています」

 そのように指揮官は頷いた。サウジアラビアと日本の時差は6時間。試合を終えた選手と監督・スタッフはこのまま飛行場に移動し、サウジアラビアに向けて出発する。

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