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初のJ2挑戦、中村俊輔が横浜FCに完全移籍。磐田サポーターの「チャントに感謝」

磐田から横浜FCへの完全移籍での加入が決定した中村俊輔(10番)。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

最短出場は7月20日、ホームでの栃木SC戦に。

 ジュビロ磐田の中村俊輔が7月11日、横浜FCに完全移籍で加入することが決定した。両クラブが正式に発表した。23年のプロキャリアの中で、自身初のJ2でのプレーとなる。三浦知良、松井大輔らベテラン、さらにU-20日本代表の17歳斉藤光毅らと共演することになる。

 中村は1978年6月24日生まれ、178センチ71キロ。神奈川県出身。これまでのキャリアは、桐光学園高―横浜マリノス―レッジーナ(セリエA)―セルティック(スコットランド・プレミアリーグ)―エスパニョール(ラ・リーガ)―横浜 F・マリノス―ジュビロ磐田。

 これまでの通算成績は、J1 リーグ386試合73得点、リーグカップ戦42試合7得点、天皇杯30試合8得点。昨季途中からケガに苦しんできた影響もあり、今季J1リーグ出場は2試合0得点だった。

 中村は磐田の広報を通じて、次のようにコメントしている。

「このたび横浜FCに移籍することになりました。

 リーグ戦で苦しい時期にこのような決断をしたこと、また怪我が多くピッチでプレーする時間も少なく、本当に申し訳なく思っています。

 この2年半は、自分のサッカー人生の中でもとても思い出深いものとなりました。

 ジュビロに加入した直後にも関わらず、サポーターの方々がチャントを作って応援して頂き、またサックスブルーでも10番をつけプレーしたことなど、感謝しかありません。

 チームメイト、スタッフ、スポンサー、会社の方々、ファンサポーターの皆様に心より感謝致します。

 ありがとうございました。」

 また、横浜FCサポーターには次のように呼び掛けている。

「このたび、横浜FCに加入することになりました。今まで培った経験を生かして、ひとつでも多くの勝利をクラブ、そしてファンサポーターの皆様と共有できるように頑張ります。

 よろしくお願い致します」

 最短での出場は7月20日の23節、ホームのニッパツ三ツ沢球技場での栃木SC戦だ。

 横浜FCはJ2の21節を終えた時点で、8勝5分8敗の勝点29、29得点26失点で12位。ただし、J1・J2入れ替え戦(プレーオフ)圏の6位ヴァンフォーレ甲府とは勝点4差で、十分、J1昇格を狙える位置につけている。

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[サカノワ編集グループ]

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