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FWエスクデロ競飛王が再起へチェンマイ加入。栃木退団、タイ1部挑戦

FCソウル時代のエスクデロ競飛王。 (Photo by Ashley Feder/Getty Images)

2部からクラブ史上初のトップリーグ昇格、記念すべきシーズンに。

 J2リーグ栃木SCから契約を解除されていたFWエスクデロ競飛王(ESCUDERO Sergio)が5月24日、来季タイ1部リーグに昇格するチェンマイ・ユナイテッドに加入することが内定した。

 クラブのフェイスブックによると、エスクデロはチェンマイ・Uと仮契約の合意に達したということだ。現在はタイに入国するための書類を処理中。それが全て済んだあと、タイでの14日間の待期期間を経て、チェンマイでメディカルチェックを受ける。そこで問題がなければ、晴れて正式契約に至る。

 また、エスクデロのこれまでのキャリアを紹介。2020-21シーズンに2部2位となったチェンマイは、史上初のタイリーグ1部を戦うことになったチームに加わることを“歓迎”している。

 エスクデロは今季栃木に在籍してきたが、クラブから同選手と締結した日本サッカー協会選手契約書内第9条1の(5)にある「クラブの秩序風紀を乱す行為」があったため、本人とクラブ双方合意の下、4月22日付で契約解除に至ったと発表されていた。

 エスクデロは1988年9月1日生まれ。スペイン出身でアルゼンチン国籍も保有。現在は日本国籍。171センチ・75キロ。これまでのキャリアは、浦和レッズユース ― 浦和レッズ ― FCソウル(大韓民国※期限付き移籍) ― 浦和レッズ ― FCソウル(大韓民国) ― 江蘇舜天/江蘇蘇寧(中国) ― 京都サンガF.C. ― 蔚山現代FC(大韓民国※期限付き移籍) ― 京都サンガF.C. ― 栃木。

 32歳のストライカーは昨年12月16日のJ2リーグ41節のジェフユナイテッド千葉戦で負傷、右ヒザ前十字じん帯断裂と右内側側副じん帯損傷で、復帰まで約6か月から8か月と診断され、今年これまでリハビリに努めてきていた。

 通算成績は、J1リーグ81試合・7得点、ルヴァンカップ22試合・3得点、J2リーグ116試合・5得点、天皇杯8試合・3得点、AFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)1試合・0得点。北京オリンピックを目指すU-23日本代表に選ばれた経験も持つ。

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[文:サカノワ編集グループ]

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