チェルシーのランパード監督が日本での2試合を総括「選手は本当に良くやった。2、3日オフにしたい」
フランク・ランパード。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
『Rauten CUP』バルセロナに2-1で勝利。
[Rakuten CUP] バルセロナ 1-2 チェルシー/2019年7月23日/埼玉スタジアム
プレシーズンマッチ『Rakuten CUP2019』FCバルセロナ対チェルシーFCの一戦は、タミー・エイブラハムとロス・バークリーのゴールで、チェルシーが2-1で競り勝った。一方、バルセロナはイヴァン・ラキティッチが意地のミドルを叩き込んでみせた。
川崎フロンターレとの「Jリーグワールドチャレンジ」では0-1の苦杯を舐めたものの、今回はしっかりコンディションを整えて、個とチームでクオリティの高いパフォーマンスを披露。バルサからの勝利にフランク・ランパード監督は手応えを得て、試合後の記者会見では、主に次のように語った。
――このツアーを振り返って。
「ベリーグッド、ベリーグッド。日本に来ることはいつも楽しみにしています。今回は良いトレーニングを積めました。楽天カップを獲れたことはもちろん嬉しいですが、もっと頑張らないといけませんね。選手たちは本当によくやってくれたので、2、3日オフにしたいと思います」
――こうしたツアーは負担も大きいのでは?
「外国籍選手の合流はこれからで、ケガが長引いている選手もいます。ただケガ人が出ることには誰もが慣れているので、まず、どのような基準でプレーするかを示すことが大切でした。とても前向きなツアーになったと思っています。このあとが大切になってきます。日本に招いてくれたことに感謝しています」
――ゴールを決めたエイブラハムについて。
「この試合で有頂天にならないでもらいたい。彼はゴールに向かい、非常にハングリーだから起用しました。ジル―もいいプレーを見せてくれましたね」
――日本での2試合を経て、どのように開幕に向かいたいか。
「とても良い2試合ができました。湿度が高いなかでの戦いになりましたが、実力を試すテストができました。マンチェスター・ユナイテッドとの試合(8月11日の開幕戦)を控えています。プレシーズンは時間との闘い。今回、実力の拮抗した良い2試合ができました。今日のこの調子で、さらに頑張っていきます」
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[取材・文:塚越始]
text by Hajime TSUKAKOSHI