長崎の手倉森監督が“ノーファウル”判定に激怒「本当にJリーグの審判はおかしい」
長崎の手倉森誠監督。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
後半アディショナルタム、イバルボが倒されたかと思われたが……。
[J2 27節] 琉球 3-2 長崎/2019年8月11日/タピック県総ひやごんスタジアム
V・ファーレン長崎がFC琉球とのアウェーゲームで後半アディショナルタイムに失点を喫して3連敗を喫した。しかし3点目を喫する直前、途中出場のFWビクトル・イバルボが相手ペナルティエリア付近で琉球の選手の足がかかって転倒したように見えたが……東城穣主審は笛を吹かず、ノーファウルとしてプレーが続行された。
その場面で徳元悠平が負傷退場し10人に減った琉球だったが、90+7分、上里一将のコーナーキックに和田凌が合わせて、これが決勝点となった。
長崎の手倉森誠監督は、試合後のフラッシュインタビューで次のように語った。
「スリリングな展開で、敵地に乗り込み1失点することは覚悟していたなかで、先手、先手を取ってのゲーム展開という、勝ちゲームだったなと思います」
しかし、そんな手に汗握る展開だっただけに……アディショナルタイム、イバルボが倒されたもののノーファウルの判定になったことに怒りを爆発させた。
「2点ともファインゴールを決められましたけれど、2-2になったあと、あのミスジャッジ。あのPKを取れないあたりは、本当にJリーグの審判はおかしい。
前日に審判が変わっているんですよ。それでこのミスジャッジだったら最悪です。
我々も勝利を目指して戦っているなか、今シーズンはJ1でもいろんなミスジャッジも多いですが、あれを取れないんだったら話にならないと思います」
そのように指揮官は判定への不満を語った。
VTRで振り返ると、3人に囲まれて突破するイバルボが、いろいろな方向から突かれるような形になっていたようだが……。ファウルをとっていてもおかしくはない、と言えたシチュエーションだった。
長崎は3連敗を喫して、昇格プレーオフ圏に近づくどころか11位で足踏みを強いられた。痛い1敗……ここからどのようにして再び勢いをつけるのか。正念場だ。
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[文:サカノワ編集グループ]