あれパンツのタグが…長崎DF二見、後半開始の円陣で少し慌てる
V・ファーレン長崎のエンブレム。(C)SAKANOWA
試合は水戸に勝利、J1昇格へ一縷の望みをつなぐ。
[J2 36節] 長崎 2-1 水戸/2021年10月30日14:03/トランスコスモススタジアム長崎
J2リーグ、V・ファーレン長崎が前半終了間際のウェリントン・ハット、さらに51分の植中朝日のゴールで、水戸ホーリーホックに2-1の勝利を収めた。これで勝点を65に伸ばし、J1昇格へ望みをつないだ。一方、水戸は安藤瑞季が1点を返したものの、あと1ゴールが遠かった。
この試合、ふとしたシーンに思わず会場に集まった5022人の観客から温かい拍手が送られるシーンがあった。
ハーフタイムを挟んでの後半開始前。両チームの選手がピッチに出てくる。水戸の選手たちがまず円陣を組み、先にピッチ上に散る。
続いて長崎も――。そこで何人かの選手が、笑顔を浮かべる。
DF二見宏志がナンバー26の入ったパンツの紐を結ぼうとすると、そこに商品のタグが付いたままに! このセカンドハーフ前のタイミングで履き替えたのだろうか、それに気付いた二見は苦笑いを浮かべて、すぐピッチサイドに向かった。
チームスタッフが駆け付けハサミでそのタグを取り去ると、会場からは拍手も。二見は全速力で長崎の選手たちが待つ円陣に戻って声を掛け合い、改めて気合いを入れて後半を迎えた。
試合は後半1点ずつを奪い合い、長崎が勝利! 二見も体を張った守備でフル出場し、勝点3獲得に大きく貢献した。
これで長崎は19勝8分9敗(55得点・39失点)勝点65に伸ばして4位をキープ。残り6試合、例え全勝しても、2位京都サンガF.C.が2勝以上すると追い越せないというJ1昇格に向けて厳しい状況ではある。ただ、首位・ジュビロ磐田との直接対決も残しているだけに、望みある限り、一戦必勝で勝ち切っていきたい!
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[文:サカノワ編集グループ]