栃木SCが新名称の公募を検討。本拠「宇都宮」を入れるかで賛否
栃木の大黒将志。(C)SAKANOWA
クラブ公式HPで「名称の公募ができる段階になりましたら本サイトにて発表」。
栃木SCは9月12日、クラブ名の名称変更について、クラブの公式ホームページで声明を発表。年始のサポーターと協議しあう「フューチャーカンファレンス」でも上がっていたテーマで、新名称の公募を検討していると報告した。
ホームページの内容は次の通り。
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チーム名称変更の検討状況につきまして平素は栃木SCをご支援いただきありがとうございます。
今年のシーズン開幕後に第一回フューチャーカンファレンスで議題にあがりました「チーム名称変更」の件について、進捗状況をお知らせいたします。
2019年9月現在、本件につきましては、有識者も交えまして慎重に協議を進めております。経過のご報告が遅くなり、ファンサポーターの皆さまにはご心配をおかけして大変申し訳ございません。
名称の公募ができる段階になりましたら本サイトにて発表いたしますので、いましばらくお待ちいただけましたら幸いです。
引き続き、ご支援のほどよろしくお願いいたします。
株式会社栃木サッカークラブ
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上記の『第一回フューチャーカンファレンス』では、名称変更に関して、賛否両方の意見が出たという。また、クラブ名にホームタウンとして活動してきた県庁所在地でもある「宇都宮」を入れるべきかどうかが最大の焦点になっている。クラブ名に関しては、Jリーグ登録前にも変更が検討された経緯がある。
栃木SCの母体は、1953年発足の「栃木教員サッカークラブ」。Jリーグ発足翌年の94年、アマチュアのクラブチームとして「栃木SC」に改称。99年の関東リーグ優勝などを経てJリーグ入りの機運を高め、2000年にJFL昇格、2007年のJリーグ準加盟登録を経て、2009年にJ2昇格を果たした。
2013年の9位が最高で、その後は低迷。2016年のJ3降格を経て、昨シーズン、J2へ復帰していた。
今季はこれまで4勝13分14敗(22得点・42失点)でJ3降格圏の22チーム中21位に低迷している。