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サラゴサ首位決戦、痛恨の初黒星…「香川交代」がターニングポイントに

日本代表での香川真司。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

0-2で敗れて暫定4位に後退。

[スペイン2部 10節]  レアル・サラゴサ 0-2 カディス/2019年10月6日/エスタディオ・デ・ラ・ロマレーダ

 スペイン2部リーグ、レアル・サラゴサが首位カディスCFをホームに迎えた一戦、0-2で敗れて勝点差を「9」に広げられた。前節10月3日のホームでのマラガCF戦(2-2)を発熱により欠場した香川真司は2試合ぶりに先発復帰し、トップ下を担った。しかしチャンスをなかなか作れず、先制点を与えた直後に途中交代した。

 ホームでの序盤戦での大一番。強力2トップの下に入った香川だが、なかなかチャンスに絡めず、チーム全体が連動性を欠き、相手のタイトな守備に苦しんだ。すると57分、痛恨の先制点を与えてしまう。と、その直後、背番号23はジョルジ・ポンボとの交代を告げられた。

 しかし、それでも試合は好転しなかった。結局、さらに1点を追加されて、サラゴサは0-2で敗れ、今シーズン初黒星を喫した。

 サラゴサのビクトール・フェルナンデス監督は試合後の公式記者会見で、「先制点で、試合の流れが完全に変わってしまいました。55分までと、55分から。二つの試合があったと言えます」と語った。結果的に、サラゴサはリードを許したあと、香川の交代を挟んで、まったく別のチームになってしまった。

 サラゴサはリーグ4勝4分1敗(14得点・8失点)で、他チームより1試合消化試合が少ないものの暫定4位に後退。一方、カディスは8勝1分1敗(16得点・8失点)で首位の座を守った。

 香川はリーグ戦、8試合出場2ゴール。日本代表には招集されず、このあとの10月の国際Aマッチ期間も、サラゴサでの戦いに集中する。

 次節は10月13日にアウェーでヌマンシアCDと対戦する。ヌマンシアは3勝5分2敗(11得点・9失点)で8位、最近は3試合連続で引き分けている。

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[文:サカノワ編集グループ]

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