マルセイユの誇り酒井宏樹がネイマール暴言疑惑で「些細な出来事」「差別とは全く関係ありません」

酒井宏樹。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

懲戒委員会による不問の決定を受け、「対象の2人の選手に制裁がなかったことに安堵しております」。

 パリ・サンジェルマンのブラジル代表FWネイマールがオリンピック・マルセイユ戦にて日本代表DF酒井宏樹に対し「クソな中国人」など侮辱的な暴言をしたとされる問題で(マルセイユが1-0勝利)、フランスプロサッカーリーグ(LFP)の懲戒委員会は9月30日、「不問」にすると発表した。同じくこの試合で、ネイマールに対し「サル」と発言した疑惑のかかっていたスペイン人DFアルバロ・ゴンザレスも同じ扱いに終わった。

 この発表を受けて酒井は10月2日、自身のSNSのインスタグラ(hiroki.sakai_19)を更新して、日本語と英語で、率直な思いをつづった。

 酒井は次のようにメッセージを記し、ロッカールームの写真を添付した。

「この2週間、中々サッカーに集中できる環境ではありませんでしたが対象の2人の選手に制裁がなかったことに安堵しております。

 今回の件に関してですがもし仮に何か言われたとしてもお互い熱くなっている試合中の些細な出来事であり差別とは全く関係ありません。

 もう全て終わった事であり今回はマルセイユが勝ったというだけの事です。

 また伝統あるマルセイユとパリの熱いダービーを皆さまにお見せできるよう引き続き努力していきます!

The last 2 weeks were difficult, but I am happy to hear that the two players in question were not punished this time.

Nobody said anything discriminating to me. We just had a little argument in a match that suddenly got a little emotional.

Now everything’s finished the only important thing is that Marseille won the match. From next time, I will again do my best to offer you an exciting OM vs PSG derby! #TeamOM」

 そのように酒井は、平和と平等のもと栄えてきた町であるマルセイユの誇りとも言えるようなコメントを発している。

 読唇術の専門家による調査を進めるなど各メディアの論争がヒートアップするなか、フランスメディア『レキップ』とブラジルメディア『グローボ』によると、今回の件に関して、パリSGからの訴えを受けて調査してきた同懲戒委員会は、両者からの聞き取り調査を行ったうえ、確固たる証拠がないことから、処分なしに決めたと発表した。

 マルセイユはクラブ公式声明として、「アルバロ・ゴンサレスへの懲戒委員会の決定に満足しています。アルバロは人種差別主義者ではありません。このテーマに関する、彼へのいかなる非難は不公平であり根拠がありません。オリンピック・マルセイユは人種差別に反対するクラブであり、これからもピッチの内外で、サポーターとともに戦っていきます」と発表していた。

注目記事:「クソな中国人」ネイマールが酒井宏樹に侮辱的発言か。パリSG対マルセイユ戦で…

[文:サカノワ編集グループ]

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