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日本代表MF堂安律のPSV移籍で合意!「フローニンゲン史上最大の移籍の一つ」

フローニンゲンの堂安律。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

フェイエノールトの小野伸二以来、オランダ「ビッグ3」の日本人プレーヤーに。

 オランダ1部リーグFCフローニンゲンの堂安律が8月27日、同リーグの名門PSVアイントホーフェンに完全移籍で加入することで合意に至った。両クラブが正式に発表した。このあと堂安がPSVに合流、メディカルチェックなどを経て正式決定となる。

 フローニンゲンはクラブ公式サイトで、マルク=ヤン・フレデルス・テクニカルディレクターのコメントを掲載。

「詳細についてはコメントできませんが、移籍の最終的な合意に至ったことを喜ぶとともに満足しています。

 この堂安のPSVへの移籍契約は、フローニンゲンのクラブの歴史の中でも最大と言えるものの一つになりました。それは誇りに思います。

 PSVと律が正式に契約に至り、何より律のこれからのキャリアでのたくさんの成功を祈念しています」

 一方、PSVのジョン・デ・ヨング・テクニカルマネジャーは、「新たな攻撃的な選択肢を加えたいと考えていました。堂安のプロファイル(さまざまな情報)は私たちの求めるものにまさに完璧に適合していました。フローニンゲンから来てもらえて、本当に嬉しく思っています」と語っている。

 PSVでは24歳のウルグアイ代表レフティのガストン・ペレイロが負傷により約2か月にわたる長期離脱を余儀なくされ、さらに24歳のメキシコ代表アタッカーのイルビング・ロサノが、セリエAのSSCナポリへの移籍も決定。そういったチーム事情によって、PSVは堂安を候補の一番手として、獲得を目指していたという。

 フローニンゲンは当初1000万ユーロ(約12億円)以上、さらに1400万ユーロ(約16億2000万円)もの違約金(移籍金)を設定していたが、PSV側は800万ユーロ(約9億4000万円)が妥当だと要求していた。

 堂安は今シーズン、これまでリーグ2試合にフル出場し、2節のFCトゥベンテ戦(●1-3)の84分にゴールを決めていた。日本人選手ではフェイエノールトの小野伸二(FC琉球)以来となる、オランダの名門ビッグ3でのプレー実現に。

 PSVは国内リーグ21回の優勝を誇るオランダの名門。元オランダ代表のマルク・ファン・ボメル氏が監督を務める。

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[文:サカノワ編集グループ]