久保建英の左肩脱臼「想像以上に重い」。日本代表メンバー入りは確実だが、W杯本番へ間に合うか!?
久保建英。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
アルグアシル監督、3日のELマンチェスター・ユナイテッド戦には「おそらく間に合わない」と語る。
[EL GS6節] R・ソシエダ – マンチェスター・U/2022年11月3日18:45(日本時間4日2:45)/エスタディオ・アノエタ
レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英が10月30日に行われたスペイン1部レアル・ベティス戦(●0-2)、直近のUEFAヨーロッパリーグ(EL)のオモニア・ニコシア戦で負った左肩関節脱臼のため欠場した。
オモニア戦での久保は負傷したあと応急処置を受けて約10分間プレーし、ハーフタイムを挟んで交代していた。その間、両腕を上げることもできていた。また久保自身も試合後、SNSで「大丈夫」と発信。イマノル・アルグアシル監督も、11月3日のホームでのUEFAヨーロッパリーグ(EL)のグループステージ(GS)最終節のマンチェスター・ユナイテッド戦で「(久保が)間に合うと楽観視している」と語っていた。
ところがクラブは10月29日に公式サイトで、久保は左肩関節脱臼を負い、理学療法で治療にあたると発表した。全治については触れていなかった。
またアルグアシル監督はベティス戦後の記者会見で、EL決勝トーナメント出場権を懸けたユナイテッドとの大一番に向けて、「タケ・クボはよくやっていますが、おそらく間に合わないでしょう」と語った。
スペインメディア『マルカ』は10月31日、ベティス戦を観戦した久保が左肩をしっかり固定していたと伝え、「当初は大丈夫だと言っていたが、左肩の脱臼は想像以上に重く、再発防止のためにもしっかり治す必要がある」と報じた。ベティス戦に続くマンチェスター・U戦の欠場は、仕方のない判断だと受け止めている。
同メディアは「久保はこのあとプレーできるのか、あるいはすでに回復の目処が立ちベストの状態でカタール・ワールドカップを迎えられるのか、まだ分からない」という。開幕から好調をキープしてきた21歳のレフティは、日本代表にとってもキーマンである。11月1日、カタールW杯に臨む日本代表メンバーが発表されるが、久保の選出は確実視される。
W杯本番まであと3週間、久保の“完全復活”が待望される。
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