【日本代表】W杯予選3連発の南野拓実が語っていた点を決めるコツ「中でどれだけ勝負できるか」
南野拓実。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
11月のキルギスタン戦では「カズ越え」の期待が懸かる。
[カタールW杯 アジア2次予選3節] タジキスタン 0–3 日本/2019年10月15日/パミール・スタジアム(ドゥシャンベ)
日本代表のMF南野拓実がカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選の3節・タジキスタン戦、ワールドカップ予選では26年前に記録した三浦知良と並ぶ史上二人目となる3試合連続ゴールを決めた。国際Aマッチとしては4試合連続ゴール。もちろん相手チームとのレベル差を考えると、本人からすると決めなければいけない相手。ただ、RBザルツブルクでも欧州UEFAチャンピオンズリーグ(CL)のリバプールFC戦(●3-4)で1得点1アシストを叩き込むなど、今、充実の時を迎えている。
南野が10月10日のカタールW杯アジア予選2節のモンゴル代表戦(〇6-0)、こんなことを言っていた。
「とても良いクロスが上がってきています。あとは、中でどれだけいい勝負、駆け引きをするか。そこを考えています」
その言葉を思い出すと、確かに――。モンゴル戦では右サイドの伊東純也から、そしてタジキスタン戦では左サイドの中島翔哉、右サイドの酒井宏樹から。いずれもクロスにしっかりと合わせて、ゴールネットを揺らした。
言葉通りに中央のエリアで相手DFとの駆け引きに”勝つ”ことによって、3ゴールを決め切っている。シュートシーンではフリーになっているが、つまり、そこまでの駆け引きで、相手に勝っていた。そのクロスが来るまでの戦いに、南野は集中し「結果」を残した。
24歳のアタッカーはタジキスタン戦の試合後のフラッシュインタビューでは、次のように語っていた。
「グループステージ2連勝同士で、難しい試合になると思っていましたが、前半はその通りの展開になりました。(自身が均衡を破り)チームにとって重要な先制点になったと思います。クロスもすごく良かったですし、チャンスはあったので、そこで貢献できて良かったです。(2点目は)難しい態勢から、軸足でしたが右足で触って上手く決めることができました」
つまりゴールから逆算したプレーができていた。心強い存在だ。
日本代表はこのあと、11月14日にカタールW杯アジア2次予選4節、アウェーでキルギス(キルギスタン)代表と戦う。そこで、南野には日本代表初となるW杯予選4試合連続ゴールの期待が懸かる。
さらに日本に戻り19日にキリンチャレンジカップで、ベネズエラ代表とパナソニックスタジアム吹田で対戦する。
キルギスのFIFAランキングは、グループFでは日本の31位に次ぐ97位。ベネズエラは同26位。
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[文:サカノワ編集グループ]