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逆転優勝へ痛恨ドロー。広島の城福監督は微妙な判定に「ストレスも溜まりますが…」

広島の城福浩監督。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

試合は常に優勢、上位戦線に殴り込むチャンスだったが…。週末は川崎との直接対決!

[J1 31節] 広島 1-1 浦和/2019年10月29日/エディオンスタジアム広島

 サンフレッチェ広島対浦和レッズの一戦、岩波拓也の浦和での初ゴールと川辺駿の中央突破からの橋岡大樹のオウンゴールにより、1-1で引き分けた。

 浦和のアジアチャンピオンズリーグ( ACL )決勝進出に伴い、このミッドウィークに組まれた。4位の広島としては勝点3を上積みして上位陣に食い込むたかっただけに、痛恨のドローとなってしまった。

 試合はホームチームが常に主導権を握ったものの、ゴール前での球際の攻防でなかなか上回ることができず。川辺駿の強烈な一撃がバーを叩くなど惜しいシーンは数多く作ったが、オウンゴールによる1点に終わった。

 また、岩波のゴールが決まる前、ドリブルで持ち込んだハイネルがボールを奪われた際、反則ではないかとアピールしたものの……ノーファウルでプレー続行に。そのトランジションで遅れをとってしまった。

 広島の城福浩監督は試合後のフラッシュインタビューで次のように語った。

「勝ちにつながらず、悔しいです。勝点1では終わりたくなかった試合ですから。(失点シーーンは)決定的なチャンスを決め切れず、あの瞬間だけ下がってしまいました。その前のプレー(ハイネルの突破)がファウルではないかとみんな考えてプレーしてしまいました。そこも反省しなければいけないと思います」

 さらに指揮官は続ける。

「レフェリーのジャッジはどんなことがあっても絶対なので、もちろん我々はストレスも溜まりますが、あのチャンスを与えてはいけなかったと思います。ただ、(浦和のチャンスといえるチャンスは)あのシーンしかなかった。勝点3を取れない時はこうしたことが重なるので……そういうことです」

 そのように顔を赤らめ、判定に少し首を傾げた。

 11月2日には3位の川崎フロンターレとアウェーで対戦する。逆転優勝に向けて、とにかく勝点3を取るしかない、ある意味、運命の一戦になる。

「勝点3を積み重ねていくしかないので、とにかく勝ち続けるだけです」

 そのように城福監督は短い言葉に決意を込めた。

 両チームのメンバーは次の通り。

▼サンフレッチェ広島
▽先発
GK
38 大迫敬介
DF
2 野上結貴
23 荒木隼人
19 佐々木翔
MF
44 ハイネル
(88分→16 渡 大生)
6 青山敏弘
15 稲垣 祥
(80MF→27 清水 航平)
18 柏 好文
40 川辺 駿
14 森島 司
FW
20 ドウグラス・ヴィエイラ
(72分→39 レアンドロ・ペレイラ)

▽控え
GK
1 林 卓人
MF
25 松本大弥
5 吉野恭平
7 野津田岳人

▽監督
城福 浩

▼浦和レッズ
▽先発
GK
1 西川周作
DF
4 鈴木大輔
5 槙野智章
31 岩波拓也
MF
8 エヴェルトン
22 阿部勇樹 
27 橋岡大樹
41 関根貴大
(80分→3 宇賀神友弥) 
FW
7 長澤和輝
(90+1分→29 柴戸 海 )
12 ファブリシオ
30 興梠慎三
(90+4分→14 杉本健勇) 

▽控え
GK
25 福島春樹
DF
2 マウリシオ
MF
10 柏木陽介
FW
11 マルティノス

▽監督
大槻 毅

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[文:サカノワ編集グループ]

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