水戸の長谷部茂利監督が退任、福岡の指揮官に就任「Avispa Style に加え躍動し連動するチーム目指す」
来季、福岡を率いることになった長谷部茂利監督。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
あと1点に泣いてJ1参入PO進出ならず。「心残りなのは…」
2年間水戸ホーリーホックを率いてきた長谷部茂利監督が今シーズンで退任するとともに、2020シーズンからアビスパ福岡で指揮を執ることが決定した。水戸、福岡の両クラブが11月26日に発表した。
長谷部氏は1971年4月23日生まれ48歳。神奈川県出身。日本サッカー協会公認S級ライセンスを取得。これまでの指導歴は、2006年にヴィッセル神戸スカウト兼U-21チームアシスタントコーチ、2007年から2008年まで神戸ジュニアユース(U-15)コーチ、2009年から2010年まで神戸ユース(U-18)コーチ、2011年から2015年まで神戸コーチ、2016年にジェフユナイテッド市原・千葉コーチ、2016年7月から市原監督代行、 2017年に千葉コーチ、そして2018年から19年まで水戸で監督を務めた。
水戸では22チーム制になってクラブ史上最高の昨季10位、今季7位と成績を収めた。今シーズンは得失点差で、あと1ゴール足りず、J1参入プレーオフへの出場を逃した。
長谷部監督は水戸の公式サトで、次のようにコメントしている。
「この度、私の環境を変えて挑戦したいという意向でチームを離れることとなりました。御支援いただいたスポンサーやホームタウンの皆様、熱い声援でチームを支えてくれたファン・サポーターの皆様、2年間ありがとうございました。
心残りなのは、J1参入プレーオフ出場にチームを導けなかったことです。しかし、ケーズデンキスタジアム水戸でのクラブに関わる全員で創った、ホーム最終戦の『一体感』は素晴らしく、心動かされました。
強固な一体感と高まるクラブ力で、さらなる水戸ホーリーホックの飛躍を願っています」
一方、今季12勝8分22敗(39得点・62失点)で16位に甘んじた福岡は、最も課題と言えた「指揮官」の”補強”に成功。理論的かつ情熱的な長谷部監督のもと復活を期す。
長谷部監督は福岡のサポーターに次のように呼び掛けている。
「2020シーズン、アビスパ福岡の監督を務めさせていただく長谷部茂利です。 Avispa Style に加え、攻守両面において選手が躍動し連動するチームを目指します。 ファン・サポーター、クラブに関わる全ての皆さま、よろしくお願いします」
なお、水戸の後任監督は未定となっている。
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[文:サカノワ編集グループ]