本田フィテッセの新監督は?現地が6人の候補を挙げる「最有力」は…
本田圭佑。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
今日にも決定か。ダークホースはチェルシー経由!?
[オランダ1部 16節] フィテッセ – フェイエノールト/2019年12月8日/ヘルレドーム
オランダ1部リーグ(エールディビジ)のフィテッセは11月30日の15節、SCヘーレンフェーンに2-3と逆転負けでリーグ5連敗を喫し、ロシア人のレオニード・スルツキ監督が辞任する事態となった。本田圭佑をオランダに呼んだ指揮官は、ともに2試合(2敗)戦っただけでチームを去ってしまった。元日本代表アタッカーにとっても、衝撃の事態となった。
オランダメディア『Gelderlander』は、後任候補6人を挙げている。記事では「ボールを支配するスタイルを取り戻し、再び軌道に乗せなければいけない。それは大きな仕事だ」と、この人選の重要性を訴えている。
一人目が、オランダ人のエドワード・ストリング氏だ。複数のメディアが彼の名前を挙げている56歳の名伯楽は、同メディアも「最有力候補」としている。「クラブのアイコンであり、攻撃的なサッカーを志向する」スタンスで、これまで何度か暫定監督を務めている。スルツキ監督の前のヘンク・フレイザーのあとも緊急登板していた。
2人目が、モーリス・シュタイン氏。ADOデンハーグなどで指揮を務めてきた。46歳で10月まではUAE(アラブ首長国連邦)で指揮を執っていた。
3人目が、ユルヘン・ストレペル氏。50歳でヴィレムⅡで名声を得たあと、ヘーレンフェーンなどでも監督を務めた。UAEのアルジャジーラでも指揮をした。
4人目が、56歳のフレット・ルッテン氏。フィテッセのテクニカルダイレクター(TD)を務めるモハメド・アラッハ氏とつながりがあるという。しかしサラリーが高めに設定されていて、「スタイルも明確ではない」と疑問符をつける。フィテッセでも2012-13シーズンに指揮を執っていた。
5人目が、ヨン・ステーヘマン氏。43歳と若く、香川真司のいたボルシア・ドルトムントを率いた元Jリーガー(ジェフ千葉でプレー)、ピーター・ボス氏の薫陶を受ける一人だ。現在はPECズヴォレのマネジャーを務めている。
そして最後6人目が、「ダークホース」。「誰も予想していなかった指揮官が招へいされることはよくある」として、ヤープ・スタム、ジョバンニ・ファン・ブロンクホルストといった元オランダ代表の名選手の名前も挙げる。またアラッハ氏はチェルシーFCのオーナーであるロマン・アブラモビッチ氏と親交が深く、そのラインでビッグネームが呼ばれる可能性も? と期待を寄せている。
フィテッセはリーグエールディビジ5連敗を喫し、7勝2分6敗(24得点・22失点)で7位。次節12月8日はフェイエノールトと対戦する。本田にとって、移籍後初のホームでのゲームとなる。
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[文:サカノワ編集グループ]