アルゼンチン名門がイニエスタ獲得へ調査開始!ベロン代表、ミリート監督、マスチェラーノ在籍
神戸のアンドレス・イニエスタ。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
エストゥディアンテスが、神戸との契約満了時を狙う。
アルゼンチンのテレビ局『TNT Sports』は12月20日、同国リーグの名門エストゥディアンテス・デ・ラ・プラタがヴィッセル神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタの獲得に向けて調査を開始したと報じた。
この報道がされると、アルゼンチン国内外のメディアも相次いで反応。ホンジュラスのテレビ局『abriendobrecha TV』もニュースサイトでその内容を伝えている。
報道によると、「エストゥディアンテスの歴史にとって、過去最高の選手獲得になるかもしれません。マスチェラーノとミリートのチームメイトであったイニエスタが、来年で契約が切れることを受けて調査している」というものだ。
エストゥディアンテスでは元アルゼンチン代表DFハビエル・マスチェラーノが2020年からプレーすることが決定している。監督は元アルゼンチン代表FWガブリエル・ミリートだ。そしてイニエスタはスペインのFCバルセロナで、彼らとチームメイトとしてプレーしている。
しかもクラブの代表を務めるのは、同クラブのユースからの生え抜きでもある、2002年の日韓ワールドカップにも臨んだ元アルゼンチン代表MFフアン・セバスティアン・ベロンだ。
『abriendobrecha TV』のニュースでは「南米大陸にとって、最も興味深いサッカープロジェクトになりそうだ」と期待を寄せている。
ただイニエスタと神戸の契約は税制上、2021年1月までとなっているが、実際には2021年シーズン終了まで結んでいると言われる。そのあたりを含め、エストゥディアンテスの調査はこれからになるか。
来日2年目のイニエスタは2019シーズン、J1リーグ23試合6得点・6アシストを記録。J1リーグのベストイレブンに選ばれた。
このあと14時からノエビアスタジアム神戸で行われる天皇杯準決勝・清水エスパルス戦にキャプテンとして先発出場する。勝てば、クラブ史上初のタイトルを懸けて、元日の国立競技場での決勝に臨む。
エストゥディアンテスは1905年に創立した、ブエノスアイレス州の州都ラ・プラタをホームとするクラブ。コパ・リベルタドーレスで4度の優勝を誇る名門で、2009年のUAE開催のクラブワールドカップ( CWC )にも出場している。
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[文:サカノワ編集グループ]