【ブラジル発】ボタフォゴが本田圭佑にオファー!どうやら「本気」だが…
ロシアW杯日本代表での本田圭佑。 写真:新井賢一/(C)Kenichi ARAI
すでに接触…23日までに仲介人へ正式オファーを提示。
オランダ1部リーグ(エールディビジ)のフィテッセを先月退団したあとフリートランスファーになっている元日本代表MF本田圭佑だが、ブラジルメディア『グローボ』は1月23日、セリエAの名門ボタフォゴFRが獲得に向けて正式オファーを出したと報じた。
信憑性とともに、真意が知りたいところ。どうやらボタフォゴサイドとしては「本気」のようだ。ただ……ビジネス面での旨味を欲しているようではある。
記事によると、現在残留争いをしているボタフォゴだが、中盤の主力選手がMLSに移籍したため、補強を検討。そのなかでフリートランスファーの本田が浮上。クラブは仲介人と接触を図り、年俸を下げることなどを条件に、オファーを提示したそうだ。
しかし一方、エクアドル代表であるCSエメレックの24歳、MFガブリエル・コルレスの獲得にも動き、23日までに買い取りオプション付きでシーズン終了までの期限付き移籍でサインしたという。
本田については23日までに仲介人にオファーを出して、回答を待っているそうだ。
記事では、「この交渉が成立すれば、双方にとって有益だ。ボタフォゴとしてはマーケットを広める機会につながる。一方、東京オリンピックでのオーバーエイジによる参戦を目指す本田にとって、コンスタントにプレーする機会を得られる」と報じている。加えて、クラブとしては、フリートランスファーのため移籍違約金がかからないことも、メリットに挙げている。
ボタフォゴが本田を狙っているのは、どうやら確かだ。しかし、戦力としてよりも、マーケティングを重視しているようにも見えると……現地でも報じられている。
本田自身はあくまでもヨーロッパでのプレーを第一に希望しているという。とはいえ、刻々と時間は過ぎ、彼の希望するようなクラブで、突然戦力的な穴が開くことも減っている。仮にそうした事態が起きたクラブが、本田を欲する確率も高いとは言えない。
ピッチ外ではいろいろな活動を展開している本田だが……。選手としては、一体、何を優先するのか。
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[文:サカノワ編集グループ]