シント=トロイデン松原后が初先発デビュー!「『個』の戦いにやりがいを感じたが、そこで負けるとダメ」
シント=トロイデンでデビューを果たしたDF松原后。(C)STVV
左サイドバックとして71分までプレー。STVVはメヘレンに0-3完敗。
[ベルギー1部 ] シント=トロイデン 0-3メヘレン/2019年2月29日/スタイエン
ベルギー1部リーグのシント=トロイデンVV(STVV)対KVメヘレン戦、J1リーグの清水エスパルスからシント=トロイデンに完全移籍で加入したDF松原后が、リーグ戦で初めて先発出場して新天地デビューを果たした。
シント=トロイデンは4-4-2の布陣を採用。松原は左サイドバック、またFW鈴木優磨はFWで先発した。
松原は左サイドを駆け上がるオーバーラップからチャンスを作り出すなど堂々としたプレーを披露。しかしホームチームは79分、82分と立て続けに失点を喫し、さらにアディショナルタイムにもダメ押しのオウンゴールを与え、結局0-3で敗れた。松原は71分に交代している。鈴木はフル出場。
松原は試合後、クラブのフラッシュインタビューで次のように語った。
「チームが負けてしまい、個人としても、非常に厳しい結果に終わってしまいました。コンディション的にもまだまだだというのはありましたが、いざピッチに立ってみると、1対1の局面が本当に多くて、日本でやれていた連係面だったり、組織的なカバーをし合うことだったりではなく、『個』の戦いになるのでやりがいはありましたが、そこで負けてしまうとダメだと感じました」
背番号2を託された23歳は、今後に向けての課題を次のように挙げた。
「このスピード感に徐々に慣れていければ、自分の特長を出していけて、コンディションも上がっていけば90分走り切るスタミナもついてやれると思います。まず、この日本とは全然違うサッカーのスタイルに、自分が慣れなければダメだなと感じました」
そのようにいくつかの反省点を挙げ、ほろ苦いデビューとなってしまった。
松原のベルギーでの挑戦がスタートした。日本でも貴重な左利きの左サイドのスペシャリストであり、過去とは異なる”異次元”のスタイルの中で突き抜けていけるか――期待して見守っていきたい。
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[文:サカノワ編集グループ]