レアル会長イチ押し!?久保建英、ドルトムント移籍をスペインメディア推奨
久保建英。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
EU外の外国選手枠の問題が解決しなければ、スペイン国外も選択肢か。
スペインメディア『Gol・デジタル』は4月16日、レアル・マドリードからRCDマジョルカに期限付き移籍中の久保建英の2020-2021シーズンの去就に関するレポートを掲載した。久保の所属元であるレアル・マドリードは、EU外の外国籍選手枠が埋まっているため、来季もレンタルされる可能性が高いと指摘。新天地の条件は、ヨーロッパのカップ戦に出場できるチームで、フロレンティーノ・ペレス会長は「ドイツ」を候補に挙げているとして、同メディアはボルシア・ドルトムントを推奨している。
現在、スペインリーグに出場できるレアル・マドリードのEU外の外国籍選手枠は、ヴィニシウス、エデル・ミリトン、ロドリゴが活用している。彼らは来シーズンも残留し、その枠を使うことが”濃厚”という。
そういった環境のなか、レアル・マドリードとしては、マジョルカで飛躍を遂げた久保について、さらなるステップアップを期待しているという。そこでペレス会長が提案しているのが、UEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)、あるいは、ヨーロッパカップ(EL)に出場するようなチームである。一番好ましいのはスペインだが、ドイツでもその成長の軌道をさらに早められるはずだと期待しているというのだ。
そして18歳の久保の野心に見合っているのがドルトムントだと推している。何より、21歳のモロッコ代表DFアクラフ・ハキミがレアル・マドリードから期限付き移籍中で活躍し、さらには、レアルが近い将来獲得に動くとされる19歳のノルウェー代表FWアーリング・ハーランドも在籍している。これからも両クラブが友好な関係性を築いていく意味でも、”久保・ドルトムント”は選択肢に入ってくるのではないかというのだ。
ただ、今回の記事では触れられていないが、別媒体ではヴィニシウスが今年中にもスペイン国籍を取得できるとも伝えられている。何よりスペイン語と英語をこなせる久保が、果たして、ドイツを選択するということはあり得るのか。
これまで若き日本代表MF久保の新シーズンの動向を巡り、スペインメディアでは、レアル・マドリード復帰、マジョルカ残留、レアル・ソシエダへの期限付き移籍の選択肢も報じられている。
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[文:サカノワ編集グループ]