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レアル・マドリードが久保建英を今放出したくない理由。ヴィニシウスのように…

久保建英。(Photo by Adam Pretty/Bongarts/Getty Images)

レアル・ソシエダが猛烈なプッシュをかけているが――。

 スペイン1部レアル・マドリードが保有権を持つ日本代表MF久保建英だが2022-23シーズン、熱烈なラブコールを受けるレアル・ソシエダへの移籍の噂が取り沙汰されている。

 スペインメディア『アス』は6月24日時点で、「最初の接触が行われた」と報じた。期限付き移籍が基本線だが、完全移籍も選択肢に――。交渉はこれから具体的に始まると見られるという。

 ただし2024年6月まで久保と複数年契約を結ぶレアル・マドリードは、簡単には完全移籍に応じないスタンスを示していると言われる。

 その理由について、バルセロナに本社を置くスペインメディア『ラ・バングアルディア』は、次のように報じている。

「マドリードの関係者によると、クラブはまだ21歳の時点でまだ多くを語る(評価す)べきではない選手を手放したくないようだ。彼らはこの日本人選手は才能があり、遅かれ早かれ選手として大化けすると考えている」

 その例として、先日の日本代表戦にも出場した、マドリードの新エースである21歳のブラジル代表FWヴィニシウスを挙げる。

「ヴィニシウスもまた最初の2年間、多くの疑念を感じさせていたことは記憶に新しい。そのため久保を売る気はないだろう」

 レアル・マドリードは、これまで3年間レンタル続きで継続してプレーできる環境になかったことも、不安定なパフォーマンスに影響を与えてきたと見ている。いずれにせよ判断は急がず、久保を米国ツアーなども控えるプレシーズンの活動に参加させるだろうと予想する。

 白い巨人は、非EU圏の外国人選手枠の課題はあるものの売却を急いでいないと見られる。そのため『ラ・バングアルディア』では、レアル・ソシエダの選択肢は、「シンプルなローン、あるいはウーデゴール(→アーセナルFC)のような低価格での完全移籍オプション付きになる」と予想している。

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