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【採点・寸評】板倉滉をはじめ3人に最低評価「1」。唯一の高評価は…。東京五輪世代、ここから大人になれるか。サッカー日本代表アジア杯イラン戦

[マン・オブ・ザ・マッチ]サルダル・アズムン(イラン代表)

及第点「3」が2人、評価「2」が最多7人。

[アジアカップ 準々決勝]日本代表 1–2 イラン代表 /2024年2月3日20:30(現地14:30)/エデュケーション・シティ・スタジアム(カタール)

 カタール・アジアカップ準々決勝、サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)がイラン代表に1-2で敗れ、ベスト8で姿を消した。

 日本のイラン戦の採点・寸評は次の通り。

▼採点の見方
ポジション
背番号 選手名 採点
寸評
※通信簿にちなみ5段階評価で採点。
「5」が最高、「1」が最低。
対象は原則プレー時間20分以上。 

▼先発
GK
23 鈴木彩艶 3
好セーブを続け攻撃面でも起点に。味方との交錯が多く、声が届いていない!?

DF
16 毎熊晟矢 2
攻撃面でアピールに成功した大会だが、PKを与えたシーンのように勝負どころの守備面で課題を残した。

4 板倉滉 1
アズムンに常に主導権を握られ、ボールの目測を見誤るなど後手を踏み続けた。

22 冨安健洋 2
劣勢時に次第にラインを下げてしまい、2失点目にもつながった。「日本の良い時」の前へ向かっていく守備を、特に遠藤と意思疎通を図り深めたい。

21 伊藤洋輝 1
高さとロングフィードを買われての起用だったが、キック精度を欠き、チーム全体が”後ろ向き”にさせた。

MF
6 遠藤航 3
個人のパフォーマンスは及第点だったが、先制したあと完全な4-2-3-1にして押し込まれたあと、一度ピッチ上で何が起きているのかを整理し修正したかった。それは森保監督の仕事でもあるが……。

10 堂安律 1 (▼90+9分)
カットインから一本つながれば……というシーンは作った。しかし途中からは相手に完全に読まれ、縦のラインブレイクがほしかった。

5 守田英正 2 (▼90+9分)
GSで流れを悪くした2ボランチが最終ラインに吸収されて相手のパワーをモロに受けるミスマッチに自ら陥った。先制ゴールを奪った時のように、前から向かっていく姿勢にまずイニシアチブを置きたかった。

25 前田大然 4 (▼68分)
キーマンだったイラン右サイドバックの攻撃への参加をプレッシングで封じ、相手のマークを引き出したことで先制点にも影で貢献。二度追い、三度追いもこのチームでは新鮮で強み。与えられたミッションは遂行した。得点を奪うためには、ピッチに残しておいても面白かった。

20 久保建英 2 (▼68分)
諸刃の剣。フリーマンとなってボールを引き出し、相手を混乱させていた。一方、ボールの失い方が悪く、そこから一気にピンチを招いた。もちろん森保監督の意向があるとはいえ、プレスに行く時と行かない時もあり、また堂安ら含めた東京五輪世代全体に言えるが”自由”にプレーするスタイルから大人になっていきたい。

FW 9 上田綺世 2
久保もボールを欲してポジションを落とすことが多く、4-3-3がハマった時と比べるとサポートを得られなかった。ポストプレーの確度と信頼を上げられれば、よりボールも入ってきそう。

▼交代出場
MF
8 南野拓実 2 (△68分)
三笘とセットで投入も、チームとして狙っていたゴール前で何かが起きそうな混戦のシーンまで作れなかった。

FW
7 三笘薫 2 (△68分)
切り札として投入されたが、相手の厳しいマークもあったが、3日前のバーレーン戦よりもキレが感じられず。後方でサポートする伊藤の状態も影響した。

FW
11 細谷真大 ― (△90+8分)
リードされた直後、ラストのパワープレーで投入された。

関連記事>>【日本代表】アジアカップ、最低限のプレスの規律なく敗戦。小野伸二氏「再三言っているが、ボールホルダーに対し、限定させたボールを蹴らせないと簡単にやられてしまう」
FW
18 浅野拓磨 ― (△90+8分)
一発が期待されたが……今大会のジャガーはチームに勢いを与えるどころかブレーキをかけてしまった。

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