【清水×藤枝】無観客で練習試合。ヤマハ社開発のリモート応援が臨場感演出、ゴールの歓喜は「肘タッチ」
写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
90分×2試合。1試合目は2-2のドロー、清水はカルリーニョスと金子、藤枝は大石と清本が決める!
J1リーグの清水エスパルス対J3リーグの藤枝MYFCのトレーニングマッチが6月13日、IAI スタジアム日本平で行われ、90分2試合(45分×4本)の1試合目は2-2で引き分けた。
藤枝は6月27日のJ3開幕、清水は7月4日のJ1再開を控えた一戦で、選手にとってはコンディションやチーム戦術の確認と練度を高めること、さらには運営面などスタッフにとっては無観客試合のシミュレーションとしても貴重な機会となった。
1試合目は、清水は30分にカルリーニョスのミドル、66分に金子翔太のクロスがファーサイドのポストに当たって直接決まる幸運な形で2ゴールを奪取。一方、藤枝も大石治寿が先制、さらに清本拓己が試合終盤に決めて追い付いてみせた。
また、この試合はYoutubeなどで試合を配信。さらに『PULive!』として、スポーツエンターテイメントアプリ「Player!」上で、 実況やクラブOBの兵働昭弘氏の解説を交えながら、 視聴者参加型の「投げ銭」による応援企画も実施された。
さらに1試合目は、ヤマハ株式会社がジュビロ磐田と清水の協力を得て開発を進めてきたリモート応援システム『Remote Cheerer powered by SoundUD(リモートチアラー パワード バイ サウンドユーディー)』を採用。スタンドは無観客であるものの、会場にはチャントが流れて、チャンスやゴールシーンでは音量が大きくなるなど、臨場感溢れる音を提供していた。
選手たちはゴールが決まると抱擁はせず、肘タッチで歓喜を表現していた。ベンチの選手やカメラマンなどメディア関係者はソーシャルディスタンスをキープ。また、飲水ボトルは個別のものを使用するなど、Jリーグが作成したガイドラインに沿って試合が実施されていった。
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[文:サカノワ編集グループ]