【相模原】松田詠太郎がサイドを切り刻みJデビュー!横浜FMのルーキー、1年目からレンタルで「ゴールと結果」にこだわる
オンラインでの取材に応じた相模原の松田詠太郎。(C)SAKANOWA
自己採点は?「いい抜け出しはありましたが、点に結びつかなかったことで…」
[J3 1節] 相模原 0-0 YS横浜/2020年6月27日/相模原ギオンスタジアム
予定よりも3か月半遅れで開幕を迎えたJ3のSC相模原対Y.S.S.C.横浜の一戦は、両チームともに譲らずスコアレスドローに終わった。
この試合、横浜F・マリノスに今季ユースから昇格し、実戦経験を積むためすぐさま相模原に期限付き移籍した松田詠太郎が、Jリーグデビューを果たした。
開幕スタメンの座を獲得すると、右サイドから再三にわたって効果的な仕掛けを見せてチャンスを作り出した。さっそく強心臓ぶりを発揮し、これから相模原の若き“切り込み隊長”となっていきそうだ。
試合後にオンラインでの取材に応じた松田は、「今日やって開幕を迎えられて、すごく楽しみな気持ちで臨み、初戦だけに勝ちたかった気持ちがすごくありました。引き分けのスタートとなりましたが、これから勝ちを積み上げていきたいです」と、率直な思いを語った。
リモートマッチ(無観客試合)でのゲームは、もちろんこれまでも経験がない。その特別な状況下でのプロとしての公式戦デビューに、「今までと違う独特の緊張感のなかでのデビュー戦になりましたが、ピッチに立つと普段通りプレーすることができました。『あ、警戒されているな』とは感じました。相手の『縦を切れ』という声が聞こえてきました」と、まず一つ感触を掴んでいた。
デビュー戦の自己採点を求めらると、先月20日に19歳の誕生日を迎えたドリブラーは、「いい抜け出しはありましたが、点に結びつかなかったことで、60点というところでしょうか」と評価していた。
ただし、試合はスコアレスドロー。突破をしたあとのフィニッシュにつなげる“仕上げ”で前線のチームメイトと呼吸が合わなかったり、トラップが甘くなったりするシーンが見受けられた。
松田自身も今後の課題として、「やはり得点に結びつけること。それが勝利にもつながります。自分のアシストや得点で、チームを勝たせられるように頑張っていきたいです」と、結果にこだわるスタンスを示した。
また、37歳の大ベテラン、DF富澤清太郎は様々な制約を受けての今回の試合、飲水について「ちょくちょく水を飲める展開と、それができない展開など、いろいろ想定されます。この暑さもあり、ちょうどいいタイミングで、給水タイムがあったのは、いい形で進められる試合になりました」と振り返っていた。
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[取材・文:塚越始]