ベティスが久保建英とオスカル・ロドリゲスの獲得検討。いずれもレアル・マドリードからのレンタル組
久保建英。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
日本時間20日4時から、リーグ最終のオサスナ戦に臨む。
レアル・ベティスが、久保建英の獲得を真剣に検討か――。スペインメディア『エル・デスマルケ』は7月16日、現在14位のベティスが、レアル・マドリードからレンタル移籍しているRCDマジョルカの久保建英、CDレガネスのオスカル・ロドリゲスの来季獲得を目指していると伝えた。
今季上位進出を目指したものの中位に甘んじた名門は、マジョルカでスペイン挑戦1年目にしてレギュラーとして進化を遂げた久保の順応性を評価。まだスポーツダイレクターが決定していないものの、クラブとして獲得を目指しているという。また、同じくレアル・マドリードからのレンタルで、22歳にして一気に頭角を示したオスカル・ロドリゲスもリストアップしているそうだ。
久保についてはレンタル移籍で獲得したい考え。ただし、現在スペイン国内外の約30チームが獲得に名乗りを上げていて、特に6位のレアル・ソシエダが本命視されていると言われるが……。
オスカル・ロドリゲスに関しては、完全移籍での獲得も視野(オプション契約)に入れて、レアル・マドリードと交渉したいという。
マジョルカは現在19位で、来季の2部降格が確定。1部リーグの中で最も人件費を掛けられずにいたマジョルカでは、久保を確保できるだけの資金がなく退団が濃厚とされる。
レアル・マドリードへの復帰、スペイン1部のチームへのレンタル移籍、あるいは欧州強豪クラブへのレンタル移籍――その3つが選択肢とされる。久保サイドはステップアップの条件として、ヨーロッパリーグやチャンピオンズリーグの出場権を得ているクラブを希望していると言われる。
ベティスは来季、その権利を得ていない。上位進出もあり得る一方、残留争いに巻き込まれる可能性もある。ただ、だからこそ、クラブは久保の力を必要としているとも言える。
マジョルカは日本時間20日4時から、CAオサスナとの今季リーグ最終戦に臨む。1年の集大成として、そして今後に向けて、久保がインパクトを残せるか――。
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[文:サカノワ編集グループ]