【浦和】武田英寿がプロデビュー「もう少し工夫できた」「責任を感じている」
オンラインによる取材に応じた浦和の武田英寿。
青森山田高校から今季加入、C大阪戦の76分から途中出場。しかし0-1で敗れる…。
[ルヴァン杯 GS2節] C大阪 1–0 浦和/2020年8月5日/ヤンマースタジアム長居
ルヴァンカップ・グループステージ2節、浦和レッズの高卒ルーキー武田英寿がセレッソ大阪戦の76分から途中出場し、プロデビューを果たした。長澤和輝と代わって入った攻撃的ミッドフィルダーはボールを持った場面で相手に脅威を与えるなどセンスの高さを披露。しかし82分にC大阪の豊川雄太にゴールを決められ、それが決勝点となってチームは敗れた。
青森山田高校から今季加入した武田は、自身が投入されたあとに失点を喫して敗れたことを悔やんだ。
「初めてメンバーに招集してもらって嬉しかったですし、いつでも出られるように準備していました。しかし、いざ呼ばれた時、やっと試合に出られるというすごく楽しみな気持ちでピッチに入りましたが、なかなか上手く行かなくて、自分が入ってから失点して負けてしまったので、すごく責任を感じています」
また武田はクロスを狙う場面が増えたが、さらに仕掛けるなど変化をつけるべきだったとも感じたという。
「ポジショニング的に外に張ってプレーして(時間帯が)ラストだったこともあり、センタリングが多くなりましたが、もう少し工夫してやっていけた部分もあったのかなと感じています」
自身としての“手応え”と言えるものは掴めず、「チャンスもなかなか作れず、シュートも打てなかったので、通用した実感は全然ありません」と、現実を受け止めた。
「試合に勝てなかったので、次こそはチームの勝利に貢献できるようなプレーを、途中出場でも、先発でも、もっと献身的に頑張りたいと思います」
そのように背番号37は負けたことを、何より悔やんでいた。
プロとして踏み出した一歩目。「浦和のヒデ」がこの敗戦を受け止め、さらに逞しく、そして強くなると誓う――そんな夜となった。
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[文:サカノワ編集グループ]