名古屋が浦和から6ゴール!前田直輝4得点、マッシモ予言的中の大勝劇「継続性を持てずにやっているのかな」
名古屋の前田直輝。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
「完璧なゲーム」と指揮官。一方、浦和はレオナルドが意地の2ゴールを返したが…。
[J1 9節] 名古屋 6-2 浦和/2020年8月8日/豊田スタジアム
J1リーグの名古屋グランパスが前田直輝の4ゴールなど計6得点を奪い、浦和レッズに6-2の勝利を収めた。
立ち上がりから名古屋は左から崩して、右サイドから詰める積極的なアタックを展開。浦和のストロングポイントでもあるが高めにポジションを取る左サイドの背後を突いて、前田が9分、10分と連取。その後もホームチームが一方的に攻めて、18分にコーナーキックからジョアン・シミッチがヘッド、38分に前田がハットトリックを達成。さらに前半終了間際にはガブリエル・シャビエルが5点目を決めてみせた。50分には前田が自身4点目、チームの6ゴール目を奪い取った。
一方、浦和のレオナルドが意地の2ゴールを決めたが、まさかの大敗を喫した。
名古屋のマッシモ・フィッカデンティ監督はこの試合前の記者会見で浦和について、「誰が試合に出ても、メンバーを見ても誰がスタメンなのか分からないぐらい選手層が厚い。それぞれ特長のある選手が揃っている」と警戒する一方、「いろいろメンバーを入れ替えて、継続性を持てずにやっているのかなと感じます。ただ上手くしっくりいった時の強さがあり、そういったことを想定して臨みたいです」と語っていた。
今回もセンターバックとボランチのセットを入れ替えて、ある意味、「特長のある選手」に平等にチャンスを与えている感もある浦和だが、分析に長けるフィッカデンティ監督のいう「継続性のなさ」を突かれ大量失点を喫してしまった。
フィッカデンティ監督は試合後の記者会見で、「前半で5点を奪えて完璧なゲームでした。浦和へのあらゆる局面で対策がはまりました。最後まで攻めるスピリットを見せてくれましたが、今日の感覚を大事に取り組んでもらいたいです」と選手たちをたたえた。
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[取材・文:塚越始]