【選手採点│鳥栖×神戸】サイドの主導権を握った吉田をMOMに。ハーフナー、田川、高橋秀も高評価
[マン・オブ・ザ・マッチ=MOM]吉田豊(サガン鳥栖)
終盤の5-3-2への布陣変更が結果的に悔やまれる。
[J1 1節]鳥栖 1-1 神戸/2018年2月23日/ベアスタ
【MATCH REPORT】「フライデーナイトJリーグ」と題されて金曜日に迎えた2018シーズンのJ1開幕戦。ほぼ満員の1万9633人が訪れ、選手たちもその熱気に応えて力のこもった戦いを繰り広げた。試合開始早々に2年目の田川が持ち味のスピードを生かして抜け出したところを倒されPKを獲得。これを自ら決めて先制に成功した。その後、神戸がボールポゼッションでは上回るものの、なかなか攻め切れない展開が続く。さらに選手交代でより攻勢に立つとつと、鳥栖が5-3-2とより守備を固める布陣にシフトしたところ、さらに襲い掛かる。すると試合終了間際、ウェリントンの落としから、ハーフナーが鋭い左足のショットを貫き、同点に追い付いた。
【選手採点】
□サガン鳥栖
先発メンバーGK
20 権田修一/3
DF
5 キム・ミンヒョク/3
13 小林祐三/3
15 チョン・スンヒョン/3
23 吉田 豊/4
MF
36 高橋秀人/4
4 原川 力/3
6 福田晃斗/3
40 小野裕二/3
FW
9 チョ・ドンゴン/2(59分▽)
27 田川亨介 /4(70分▽)
交代出場
FW
22 池田 圭/3(59分 ▲)
DF
3 高橋祐治/-(70分 ▲)
SUB
GK
12 辻 周吾
DF
24 安在和樹
8 藤田優人
14 高橋義希
50 水野晃樹
【採点理由】開始早々に那須に倒されて得たPKを自ら決めた田川は、この試合の主導権をチームにもたらした。また吉田はこの試合のポイントだったサイドの攻防で、ほぼすべて勝っていた。アップダウンのタイミングもよく貢献度も高く、マン・オブ・ザ・マッチに選出。新天地デビューの高橋秀も、求められた役割をこなした。フィッカデンティ監督がインフルエンザでベンチ入りできず、ブルーノ・コンカコーチが指揮を執った。試合終盤に4-3-1-2から5-3-2の布陣にして重心が下がり、バイタルエリアを使われ失点したことが悔やまれる。