【シント=トロイデン】鈴木優磨がイ・スンウを語る「お互いを見ながらプレーできている」。オーステンデとスコアレスドロー
オーステンデ戦にフル出場したSTVVの鈴木優磨。(C)STVV
2試合連続で退場者を出して、悔やまれるスコアレスドロー。
[ベルギー1部 3節] シント=トロイデン 0-0 オーステンデ/2020年8月24日/スターイエン
ベルギー1部リーグのシント・トロイデンVVは、KVオーステンデとスコアレスで引き分け、勝点1を分け合った。日本人選手では鈴木優磨、松原后はフル出場、今季初めてベンチ入りした伊藤達哉が後半途中から出場した。
痛み分けと言える内容だった。
立ち上がりからイエローカードが相次ぐなか、シント=トロイデンは42分、センターバックのジョルジュ・テイシェイラが一発レッドカードで退場に。ホームチームは2試合連続で数的不利での戦いを強いられる。
韓国代表のイ・スンウと鈴木の連係から何度かチャンスを作り出したものの得点はならず。相手がPKをゴールポストに当てて失敗するなど救われ、さらに74分にはオーステンデにも退場者が出て、10人対10人に。84分、切り札として伊藤が投入されたが得点を奪い切れなかった。
鈴木は試合後、「前半から押していて、いい時間帯が続いていました。途中から10人になってしまう状況を改善しなければ、こうして勝てる試合でも、勝点3を勝点1にしてしまう。これからの課題だと思います」と、退場者を続けて出している状況を嘆いた。
一方、好機を作り出したイ・スンウとの関係性について、鈴木は次のように語った。
「イ・スンウとは練習から上手くできていますし、お互いのことを見ながらプレーできています。(先発で2トップを組む)コリーディオも(中村)敬斗も、前線のどの選手と組んでも、いいコンビネーションを出せています。退場者が出なければ、イ・スンウもコンディションが良かっただけに、もう少し長くプレーして(前線の人数を減らすため、自身もイエロカードをもらっていたため前半で交代に)得点も取れたと思うし、本当にもったいないゲームをしたという印象です」
鈴木はそのように勝点1を拾えたものの、“自滅”と言える展開になってしまったことを悔やんでいた。
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[文:サカノワ編集グループ 協力:STVV]