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久保建英が『守備』から2得点!「昨季のゴールとアシストを上回る」と抱負。ビジャレアルが強豪ソシエダに練習試合で2-0

ビジャレアルの久保建英。(C)Villarreal CF TV

トップ下と右MFでプレー。ポジションは「どこでも問題ありません。今日の印象は、とてもポジティブ」。

[練習試合] ビジャレアル 2-0 レアル・ソシエダ/2020年9月2日/ビジャレアル・ミニ・エスタディ

 来週末に開幕を迎えるスペイン1部リーグ、ビジャレアルがレアル・ソシエダとトレーニングマッチを行い、2-0の勝利を収めた。レアル・マドリードからビジャレアルに期限付き移籍した日本代表MF久保建英はトップ下で先発し、プレッシングから2ゴールに絡んだ。後半途中からは右MFに入り、82分で交代している。

 ビジャレアルは8月28日までのキャンプを経てホームに戻り調整。この日はプレシーズン4試合目、久保は4-2-3-1のトップ下でスタートした。

 守備時には2トップになって高い位置からプレスをかけていく。ウナイ・エメリ監督の戦術的な意図や狙いも伝わってくるなか、久保も周囲と連動してプレッシングを怠らない。

 すると開始2分、久保の相手ゴールライン付近でのプレッシングから、ビジャレアルが右サイドでボールを奪取。その流れから、新加入のフランシス・コクランが左足でねじ込み先制する。

 さらに29分、相手ゴール前での混戦から久保に当たる形でこぼれたボールから、相手の足が掛かったモイ・ゴメスが倒れてPKを獲得。これをパコ・アルカセルが決めて2点目が決まった。

 前半終了間際には、久保が左サイドからドリブルで抜け出しビッグチャンスになりかけたが……。するとユニホームの背中を引っ張られるイエローカード覚悟の相手のファウルに止められた。

 選手を入れ替えるなか、65分からは右MFでプレー。味方の動き出しを感じ取ってのミドルキックから、相手の背後を取ったフェルナンド・ニーニョの決定機を作り出した(シュートは相手に当たり枠外へ)。

 久保は試合後のフラッシュインタビューに登場。次のように語った。

「(練習試合)2連敗していましたが、今日はチーム全体でいい試合ができました。チームメイトの特徴を知ることができて、たくさんボールをもらい、いい形を作れました。このスタイルに慣れてきています。チームメイトともコミュニケーションを取れて、今日の印象はとてもポジティブです」

 レアル・ソシエダの主力選手が不在だったことや相手のPK失敗もあったが、狙いを一つひとつ確認しながらの無失点勝利に19歳のレフティは自信を掴んでいた。

 久保はスペイン2年目の具体的な目標も掲げる。

「(複数のポジションでのプレーは?)右でも、左でも、トップ下でも問題ありません。このリズムで勝者のメンタリティを培い、次のレバンテ戦、開幕のウエスカ戦を迎えたいです。(目標は?)チームのために120パーセント貢献したいです。個人的には昨シーズンのゴール、アシスト数(4得点・5アシスト)を上回って、勝利に貢献することです。(日本でも多くのファンがDAZNで観戦しているが?)日本もスペインもまだまだ難しい状況にありますが、PCR検査を受けながらプロ選手としてプレーさせてもらっている喜びに感謝しながらピッチに立つので、見守っていただきたいと思います」

 ビジャレアルは9月5日(日本時間6日3:30)にレバンテUDと練習試合を行い、13日(日本時間14日1:30)に岡崎慎司のSDウエスカとラ・リーガの開幕戦を迎える。

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[文:サカノワ編集グループ]

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