このタイミングで!?ブレーメン大迫勇也の相棒がアストン・ビラ移籍か。違約金22億6000万円
ブレーメンの大迫勇也。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
今週末DFBカップ初戦、来週ブンデスリーガ開幕。昨季ブレイクのコソボ代表ラシカ、ライプツィヒ移籍が破断して――。
ドイツ大衆紙で同国内最大部数を誇るタブロイド『ビルド』は9月11日、これまで再三にわたり放出の噂が出ていたドイツ・ブンデスリーガ1部ヴェルダー・ブレーメンに所属するコソボ代表FWミロト・ラシカが、イングランド・プレミアリーグのアストン・ビラFCに移籍することで「具体的に進展している」と報じた。前線でコンビを組むことの多かった日本代表FW大迫勇也の“相棒”が、開幕直前のこのタイミングでブレーメンを去ることになるのか。
24歳のアタッカー、ラシカは2018年1月にブレーメンに加入。2019-20シーズンは、ブンデスリーガ1部で28試合・8ゴールを記録している。
そのブレイクを遂げた活躍ぶりと経営的に厳しいクラブの台所事情もあり、ラシカはこのオフの移籍市場の“注目銘柄”の一人とされてきた。しかし、いくつかの交渉の折り合いがつかず、その間に自身も左ヒザを傷め、DFBカップのFCカールツァイス・イエナ戦が行われる前日11日現在、リハビリを続けている。しかもブンデスリーガ開幕は1週間後と迫っている。
今回の記事では「ここ数週間、ヴェルダーはラシカのスムーズな売却を目指してきたが無駄だった。ただようやく具体的な進展が見えてきた」と報じる。アストン・ヴィラは同国2部リーグ(チャンピオンシップ)からFWを獲得したものの、即戦力級としてラシカを欲しているという。
一方、ブレーメンは複数クラブと交渉してきたものの、セリエAのクラブからの関心が一気に冷めてきたことで、今はアストン・ヴィラとの話し合い“一本”に集中しているという。違約金は1800万ユーロ(約22億6000万円)で詰めている段階だ。
ただし、2022年6月までブレーメンと契約を結ぶラシカは、最も希望していたRBライプツィヒ移籍が破断。ただし、他チームへのステップアップを希望しているそうだ。
ブレーメンはブンデスリーガ開幕戦、19日(日本時間22時30分開始)にホームでヘルタ・ベルリンと対戦する。
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[文:サカノワ編集グループ]