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堂安、長谷部、鎌田が先発。6500人動員のブンデス開幕戦はドロー「ここに立つ意味を実感させてくれた」とヒュッター監督

フランクフルトの長谷部誠。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

フランクフルト対ビーレフェルトは1-1。

[ブンデスリーガ1節] フランクフルト 1-1 ビーレフェルト/2020年9月19日/コメルツバンク・アレーナ

 ブンデスリーガの2020-21シーズンが開幕を迎え、アイントラハト・フランクフルト対アルミニア・ビーレフェルトの一戦は1-1で引き分けた。フランクフルトの長谷部誠、鎌田大地、ビーレフェルトの堂安律は揃って先発出場した。

 ブンデスリーガ最年長となる36歳の長谷部はリベロ、このほど2023年まで契約を延長した鎌田はトップ下、そしてPSVからレンタル移籍で加入した堂安はインサイドハーフで登場した。

 長谷部は安定感のあるプレーを見せ、最終ラインで攻撃の始点となる。一方、鎌田、堂安は高い技術を発揮して見せ場を作ったが、周囲との連携に課題を残した。また決定機で鎌田はシュートではなくパスを選択し、チャンスをフイにする場面も……。二人にとっては、「結果=ゴール」がよりシビアに求められるシーズンになりそうだ。堂安は73分、鎌田は88分で交代している。

 フランクフルトのアディ・ヒュッター監督は試合後の記者会見で、ホームで久々に観客を動員したなかで勝てなかったことを悔やんだ。

「ビーレフェルトはよく守り、非常に危険なカウンターを仕掛けてきました。全体的に簡単なボールロストが目立ち、相手に走らされてしまいました。正直、私たちは幸運だったと言いますか、5回ほど決定機を逃したビーレフェルトに救われました。今日は6500人の観客を迎えられ、それは間違いなく良いほうに向かっています。ここに立つ意味を実感させてくれました。雰囲気がとても良かったです。それだけに観客に勝利を届けられなかったことが残念でした」

 一方、ビーレフェルトのウーヴェ・ノウハウス監督も、決して満足はしていなかった。

「ビッグチャンスがフランクフルトのほうが多かったのは事実です。それでもコンパクトさ、秩序、規律をピッチにもたらすことができたと思っています。多くのカウンターを上手くフィニッシュまで持ち込めなかった過程について、反省する必要があります。対戦相手のクオリティの面で2部と差があるのかもしれません。観客の一部動員再開は嬉しいことです。明らかに雰囲気が変わりました。人々が私たちに興味を持ってくれるのはいいことですね」

 次節、フランクフルトはアウェーでヘルタ・ベルリン、ビーレフェルトはホームで1FC.ケルンと対戦する。

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[文:サカノワ編集グループ]

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