【日本代表】カメルーン代表はコロナ感染で3人離脱「若手に機会。日本の切り替えの速さはまさに求めていた相手」
オンラインでの記者会見に応じたカメルーン代表のダシルバ・オリベイラ監督。協力:日本サッカー協会
アフリカネーションズカップに向けて、日本と同じく約1年ぶりにチーム活動を再開する機会に。
[国際親善試合] 日本 – カメルーン/2020年10月9日14:00(日本21:00)/オランダ・ユトレヒト
日本代表とオランダ・ユトレヒトで国際親善試合を行うカメルーン代表のダシルバ・オリベイラ監督が10月8日、試合前日のオンラインによる公式記者会見に臨んだ。
カメルーン代表のチームドクターと同監督によると、招集予定だった選手のうち、先週末に所属先で2、3人が負傷し、プロトコルにのっとった6日の新型コロナウイルスのPCR検査を受けた結果、選手2人が陽性反応、もう1人がオランダ衛生局の規定により濃厚接触者のためチームから外れた。そのためチームは18人の構成(プレー可能は17人)で、9日の日本代表戦に臨むことになった(日本代表を含め、選手・スタッフは出発前72時間前までにも検査を受けたあとオランダ入りしている)。
カメルーン代表にとっても、日本と同じく昨年11月18日のアフリカネーションズカップ予選ルワンダ代表戦(〇1-0)以来、約1年ぶりの活動になる。
ダシルバ・オリベイラ監督は日本代表戦の位置づけについて、次のように語る。
「日本代表はあらゆるクオリティが高いと認識しています。11月にはモザンビーク代表とアフリカネーションズカップ予選グループリーグを戦います。日本のようにトランジション(切り替え)の速いチームは、まさに求めていた対戦相手であります。日本戦の結果によって、公式戦に向けて、どのようにチームを作っていくのかが、より明確になっていきます」
そして、指揮官は「今回新型コロナウイルスのため、様々なルールが設けられています。今回招集予定だった5、6人が出場できず、他にもケガで呼ばれていない選手もいます。人数が限られるメンバーの中でいかに戦うか。特に若手選手に機会を与えたいと思います」と、若手抜擢を示唆している。
「両チームにとって1年ほど試合ができずにいたなか、有意義な準備のための試合になると思います。日本代表に対しても『グッドラック』と、幸運を祈っています。日本もワールドカップ予選の公式戦が控えていますが、私たちもアフリカネーションズカップに向けて良い準備の機会にしたいです」
そのように、カメルーン代表監督はこうして両チームがピッチに立てることを喜んでいた。
もちろんワールドカップではベスト8進出を果たした経験のある強豪だ。試合が始まれば、熱いバトルが繰り広げられる。
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[文:サカノワ編集グループ]