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【日本代表】冨安健洋のアーセナル復帰「未定」。W杯ぶっつけ本番の可能性高まる

アーセナルの冨安健洋。 (Photo by Julian Finney/Getty Images)

ジンチェンコ復帰もあり、無理はさせない?

 右ハムストリングを傷めたイングランド・プレミアリーグのアーセナルFCに所属する日本代表DF冨安健洋が、11月6日に行われたチェルシーFC戦(〇1-0)を欠場した。

『フットボール・ロンドン』によると、ハムストリングの肉離れを起こしたと見られる冨安の復帰時期は「未定」とのこと。「彼がワールドカップ前に復帰する可能性は低い」と見ている。

 冨安は3日に行われたUEFAヨーロッパリーグのグループステージ6節のチューリッヒFC戦で久々にベンチスタートとなった。そして73分に右サイドバックとして途中出場したものの約15分後、右ハムストリングを傷めて交代を余儀なくされた。

 アーセナル公式サイトなどによると、ミケル・アルテタ監督は「冨安の状態は分かりません。彼は何かを感じたようで、私たちはリスクを冒したくありませんでした。多くの試合をこなしているため、トレーニングでも、試合でも、それは起こり得ることです。残念ながら今日トミーにそれが起こってしまいました。これから全員が必要になり、準備しなければなりません」と語っていた。

 アーセナルはこのあと、現地9日にリーグカップで三笘薫の所属するブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC、12日にリーグ戦でウルヴァーハンプトン・ワンダラーズFCとの対戦が組まれている。そのあとカタールW杯の中断期に突入する。

 ウクライナ代表DFオレクサンドル・ジンチェンコが戦列に復帰したこともあり、状況的には冨安に無理をさせる必要がなくなったとも言える。ただ、度重なる負傷に苦しんできただけに、W杯本番までに間に合うのか――その状態が心配される。

 報道の通りになれば、昨年の東京オリンピックの時と同様、まずチームに帯同したうえで、W杯本番に向けて判断を見極めることになりそうだ。順調に回復できれば……このあとピッチに立つのは、カタールの地になる可能性が高い。

 日本は11月23日にW杯初戦・ドイツ代表戦を迎える。今大会はレギュレーションにより、初戦の24時間前までケガなどによるメンバーの入れ替えが可能となっている。

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