熱い“イタリア版ペップ”。ブライトン新監督ロベルト・デ・ゼルビの横顔とは?三笘薫に求められる役割は…
ロベルト・デ・ゼルビ氏。 (Photo by Alessandro Sabattini/Getty Images)
4-2-3-1が基本布陣、より攻撃に集中できる。
日本代表FW三笘薫の所属するイングランド・プレミアリーグのブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFCは9月18日、前シャフタール・ドネツクのイタリア人ロベルト・デ・ゼルビ(Roberto De Zerbi)の新監督就任を発表した。グレアム・ポッターのチェルシーFCへの“移籍”に伴い迎えられたデ・ゼルビ監督の横顔に迫る。
ブライトンの情報を扱う『We Are Brighton』によると、43歳の新指揮官は2026年6月までの4年契約で合意。ユベントスFCがマッシミリアーノ・アッレグリ監督の解任を検討し、その後任候補にデ・ゼルビが浮上したため、ブライトンは交渉を急いだという。
ポッター前監督と性格は異なる。カルチョ・フォッジャ1920時代には取締役会との意見の相違によって解雇されている。またベンチで戦術ボードを投げて破壊したこともあり、時に感情を爆発させる“熱情家”だ。
デ・ゼルビはイタリア版ペップ・グアルディオラとも呼ばれる。基本システムは4-2-3-1。最終ラインを高く設定し、数少ないタッチでパスをつないでゴールを狙う。またボールを失った際にはゲーゲンプレッシングを発動。このスタイルがセリエCでハマって快進撃を遂げ、注目を集めた。
3バックがメインだったポッター体制下、三笘は左ウイングバックで起用されてきた。デ・ゼルビ体制下では、より高いポジションで攻撃にも専念できる。
ただし同ポジションにはベルギー代表のレアンドロ・トロサールがいる。指揮官に評価されれば、他ポジションでの起用もあり得るか。いずれにせよ、3-5-2よりも三笘の武器は生かせるはず。一方、チームがこれまで強豪クラブ相手にも結果を残してきた、守備バランスを保てるかもポイントになる。
10月のリーグ再開から、リーグ戦ではリバプールFC、トッテナム・ホットスパーFC、マンチェスター・シティ、チェルシーFC、リーグカップではアーセナルFCと「BIG6」との対戦が続く。三笘にも十分チャンスはありそうだ。
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