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遠藤航がボール奪取から初アシスト。シュトゥットガルト連敗も「いくつかポジティブな面が見られた」と指揮官は前向き、次節2位ハンブルクと大一番!

シュトゥットガルトの遠藤航。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

デュエル勝利数でも両チーム最多の「17」を記録。

[ブンデスリーガ2部 27節] キール 3-2 シュトゥットガルト/2020年5月24日/ホルシュタイン・シュタディオン

 日本代表MF遠藤航の所属するブンデスリーガ2部のVfBシュトゥットガルトが、ホルシュタイン・キールに2-3で敗れ、新型コロナウイルスによる中断明けリーグ2連敗を喫した。通算でも4試合勝ち星なし。ボランチで先発した遠藤はボール奪取から連係に加わり、加入後初のアシスト(ゴールポイント)を記録している。

 シュトゥットガルトが主導権を握って試合を進めるものの不運な形から失点し、さらに前半終了間際にダニエル・ディダビが2枚目のイエローカードで退場処分を食らう。それでも59分にゴンザレスのゴールで一旦追いついてみせたが……。選手交代はしていくものの、全体的に足が止まってきた78、79分と連続で失点し、1-3とリードを広げられてしまう。

 それでも反撃を試みたシュトゥットガルトは86分、遠藤がボール奪取から味方につなぎ、そのボールを受けると前線にスルーパスを放ち、20歳のコンゴ人FWサイラス・ワマンギトゥカのゴールをアシストした。遠藤は加入後初アシスト。

 しかし結局、アウェーチームはそのまま2-3で敗れている。

 そのなかで遠藤はこの試合、デュエル勝利数でも両チーム最多の17を記録するなど奮闘している。

 シュトゥットガルトのペレグリーノ・マタラッツォ監督は試合後、前半で数的不利になったことが試合の分岐点になったと悔やむ一方、「それでも後半、選手たちはしっかり立て直し、同点に持ち込めるはずだと信じて戦ってくれました。今日はいくつかのポジティブな面も見られ、それを次のハンブルク戦で必ずや生かします」と前を向いた。

 シュトゥットガルトは13勝6分8敗(44得点・33失点)の勝点45。遠藤は今季リーグ戦、15試合・1アシスト。

 勝点で並んでいた2位ハンブルガーSVはアルミニア・ビーレフェルトとスコアレスドローに終わっている。シュトゥットガルトはハンブルクと勝点差1の3位で、28日にホームで直接対決を迎える。

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[文:サカノワ編集グループ]

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