【日本代表】浅野拓磨がセルビア戦、パルチザン同僚とかわした会話の内容を明かす「今回の件は気にしていなくて…」
セルビア戦での浅野拓磨。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
理想はゴールを決めて「ジャガーポーズをかましたかったので悔しい」。
日本代表のFW浅野拓磨が6月13日、オンラインによる取材に応じて、途中出場を果たしたセルビア代表戦(〇1-0)を振り返った。
セルビアのパルチザン・ベオグラードでの2シーズン目、18ゴールを決める活躍を見せた。しかし給与未払いの問題によって、シーズン最終盤に退団することを決断。そんなスピードスターにとって、一つの節目としたい一戦だった。
「(決定機を外したが?)植田(直通)とハーフタイムに話して、スペースが空いているから、(途中出場したら)そこを狙っていこうと話をしていて、それが出せたシーンでした。決め切らなければいけませんでした。相手側には一緒にプレーした選手もいました。そういった意味でもゴールを決めて、ジャガーポーズをかましてやろうと思っていて、それができなかったのは悔しいです」
浅野が対峙したのは、セルビアの2番をつけたのはストラヒニャ・パヴロヴィッチ。パルチザン時代、一時期同僚だった20歳のセンターバックである。
「マッチアップしていた選手が元チームメイトで、完全に意識していると感じて、ガツガツしていました。僕も負けない意識をしていました。ゴールを決めていたら完璧でしたが」
確かに二人は何度も熱いバトルを展開。浅野が突破でかわせば、逆にシュートもブロックされた。また試合中のプレーが止まった時間帯、そのパヴロヴィッチが浅野と話し込むシーンも見られた。他にもチームメイトとも少し言葉をかわしていた。
「チームメイトとはちょっと喋りました。僕に関して、今回の件は気にしていなくて、あいさつをしたかったんだよと言ってくれました」
浅野が飢えているのは、何よりもゴールだ。15日は日本代表5連戦を締めくくるカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選最終のキルギス代表戦だ。すでに最終予選進出を決めているものの、ジャガーは「突破が決まっているかどうかは関係ない。公式戦に変わりありません。とにかく結果を残したい」と、ゴールへの意欲を口にしていた。
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[文:サカノワ編集グループ]