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初先発の抜擢成功、エメリ監督の久保建英への評価は?「一歩を踏み出せた」

ウナイ・エメリ監督。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOIKUHARA

ヨーロッパリーグデビュー、1得点・2アシスト!ビジャレアルがスィバス・スポルに5-3勝利。

[EL 1節] ビジャレアル 5-3スィヴァス・スポル/2020年10月22日(日本時間23日)/エスタディオ・デ・ラ・セラミカ 

 ヨーロッパリーグ(EL)グループステージ1節、スペイン1部ビジャレアルCFがホームで、トルコ1部スィヴァス・スポルに5-3の勝利を収め、幸先良いスタートを切った。ビジャレアルの久保建英は新天地での公式戦初先発を果たし、1得点・2アシストの大活躍。ウナイ・エメリ監督は試合後の記者会見で、「この一歩を踏み出せたのはいいことだ」と喜んだ。

 久保が絡んで3ゴールを奪ったものの、ことごとくトルコの強豪に追い付かれた。それでも70分過ぎ、“スーパーサブ”パコ・アルカセルが2ゴールを奪取。試合終盤は押し込んで、チーム力の高さを示した。

 エメリ監督はこの勝点3の獲得について、「90分の間にあまりに多くのことが起こり、それが私たちに有利に働きました。互いに譲らぬ展開で、大きなダメージを与えました。この大会は勝つことが難しいだけに、この勝点3は大きいです。とはいえそのなかで反省することが、さらに強くなるためには必要です」と気を引き締めていた。

 そしてビジャレアルでの公式戦初先発、ヨーロッパのカップ戦デビュー戦でフル出場し、1得点・2アシストした久保への評価について、エメリ監督は次のように語った。

「一仕事を期待していましたが、やってくれました。久保のみならず、サム(サムエル・チュクウェゼ)、ピノ(ジェレミ・ピノ)……。競争が激しいなか、一歩を踏み出せたのはいいことです」

 指揮官はそのように19歳の日本代表レフティの活躍を喜んだ。

 スペインリーグから大幅にスタメンを代えるなか、選手たちが規律のなかで個を発揮。指揮官にとっても多くの収穫があった。

 この大会の目標について、エメリ監督は「(セルヒオ)アセンホは例えばこの大会、二度優勝しています。ビジャレアルはヨーロッパの舞台で何度か準決勝に進出しています。まずはグループステージ1位を目指して、一戦一戦、楽しみつつも成長していかなければなりません」と、決勝トーナメント進出への決意を口にした。

 ビジャレアルは次戦、現地10月25日(日本時間26日0:00)、カディスCFとアウェーで対戦する。

注目記事:TAKEコプター全開!久保建英が1得点2アシスト、圧巻ヨーロッパデビュー

[文:サカノワ編集グループ]

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